宮川サトシ先生の情熱大陸イベントで大いに笑い、少し泣き、「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」で嗚咽した

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LOFT 9 Shibuyaで行われたトークイベント
情熱大陸出たい漫画家・宮川サトシの『勝手に大陸アカデミー賞』
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/68643
に行ってきた。
情熱大陸
【漫画】情熱大陸への執拗な情熱 | オモコロ
が面白すぎる&ところどころ他人事とは思えずに涙して大ファンになった宮川サトシ先生。今日のイベントも超良かった。改めて出版おめでとうございます!何が超良かったかと言うと、既に大陸に上陸済みであるゲストの川田十夢さんもそんなことをおっしゃってたと思うのだが、イジリしろのあるようなチョイスで笑かしに来てるだけではない絶妙な感覚。
最後の土屋太鳳ちゃんの回についてのところでは涙が出てきた。やっぱりこの年齢で紅白で郷ひろみに指名されて素敵なダンスを披露するだけでなく〆に後ろからヒロミGOへの抱きつきを要求されるレベルの女優さんはハンパじゃない。紅白見たときはマジでショックだったけど。っていうか土屋太鳳ちゃんのアメブロ、ブレークする何年も何年も前からチェックしてたし!!!

ネットでも話題になったこのダンス。情熱大陸でそのレッスンに密着してるんだけど、太鳳ちゃんの得意なしなやかさ柔軟さが仇となってこの猛々しさや直線的な強さみたいなのが最初は全く出せなくて苦労する、歌詞の世界観を咀嚼するのにも時間がかかったとかで。実は結構踊りも早めに習得しちゃってて大陸演出のために見せかけたんだとしても本当に凄いくらいの変わりようで・・・ドラマ&映画「鈴木先生」のときも思ったけど、本当に凄い女優さんだし気持ちの入れようで全く違うタイプの生物のように見せることが出来る逸材。
そんな土屋太鳳ちゃんをアカデミー大賞に選びつつご自身はおどけて見せるマジなのか何なのかわからない宮川先生は不思議な魅力と中2的シンパシーを感じる。それだけでなく、イベントで共演したり自身のワンマンライブに我々ゆけむりDJsをゲスト出演させてくれたカツマーレーさんが、宮川サトシ先生と一緒にかたてまラジオというのをやっていて、間接的にそういった縁みたいなものがあるなと一方的に感じてより関心が増していったというのもある。
でもって、明後日は同じ場所
加賀温泉郷フェス2017 開催直前生放送 in LOFT9 Shibuya
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/68236
で、バン!
【出演】
萬谷浩幸(加賀温泉郷フェス実行委員長)
ヴィーナス・カワムラユキ(しぶや花魁)
モーリー・ロバートソン
Yun*chi
YANAKIKU
増田ぴろよ
ナマコプリ
カツマーレー
ゆけむりDJs
酒井麻衣(映画監督)
スズキケンタ(映像作家/映画監督)
直井卓俊(SPOTTED PRODUCTIONS)
田口陵(CIDER inc.)
佐藤孝好(オギャー/ココホレジャパン)
山代ゆげ太郎
カツマーレーさんも俺も出るんだよな!縁、感じちゃって良いですか?
今日のイベント後の握手会・・・じゃなかったサイン会で、これで2冊目になるからサインが無い方のもう1冊は相方のプレステージ加藤に渡すって言ったら
「これ読みました?」
と言って、
『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (バンチコミックス)
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (バンチコミックス)
をくださった泣 ありがとうございます。
・・・帰りの電車で読まなくて良かったよ。これもネットで話題になっていたのは目にしてたんだけど、ちょっとタイトルと論評の感じが苦手で積極的に読みに行く気になれてなかったのを非常に後悔した。
余談だがこの頃は「宮川さとし」だし、時を経て先生もカタカナの「宮川サトシ」となり、大陸感が増したように思う。
マザコンにも色んなタイプがあり、男は誰しもマザコンである、と弁明したくなるような時がある。本当に序盤から涙が止まらなくて、嗚咽した。情熱大陸もそうだけど、どこか歪で斜に構えてしまうようなところがありつつ対象への深い愛がある、俺も好きなことに対してそうであると思いたいんだけど、宮川先生のそんなお母様や家族への愛に溢れたコミックエッセイだと感じた。
親が確実に老い始めたな、という実感を強めたとき、そして俺の身辺が穏やかじゃなかったとき、色々重なって親との関係があまりよろしくなかった。親同士も、俺も、良くケンカしていたしあまり顔を合わせたくないと思っていた。でも、親にとっての孫、俺にとっての姪っ子が生まれた頃を前後して、みんなの関係も良くなって笑顔が増えた気がする。
家族のおかげでやれているな、親が元気なうちに何か喜んでもらえることを成さねばな、と心の底から思うようになったから、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』がメチャクチャ刺さったし、自分は関係が悪かったなどといくら甘えた言葉で綴っても、宮川先生のお母様が先生に対してそうであったのと同様に絶えず親からの無償の愛は注がれていたんだなということに気付く。ストップ、書いててヤバくなってきた。大陸泣き?いや上陸者は俺みたいに泣いてばっかの人はいない。
遺骨も読んで欲しいが、やはり無条件に笑える、そして出版されたばかりのこれ、『情熱大陸への執拗な情熱』
情熱大陸への執拗な情熱
情熱大陸への執拗な情熱
を是非読んで欲しい。マジで面白いし、俺のこういう話がわかる奴なら泣けるから。一緒に泣こうぜ。

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