ももクロ

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ザ・インタビューズでの
回答が消えてしまったため、
幸い残っていたメモ帳ファイルから
転記します。
■質問
以前はももクロに心酔されていましたが、
最近はBiSにハマっておられますね。
トーニャさんの中で、出会いから現在に
至るまでに、ももクロという存在が
どう変化していったかを教えてください。
■回答
ももクロちゃんもBiSも素敵なグループです。
ということを最初に言わせてください。
> ももクロという存在がどう変化していったか
これについてはなかなか難しいところです。
ももいろパンチ石丸電気営業での出会いから
怪盗少女リリース前あたりまでは、
学芸会レベルから厳しいアイドルヲタ達を
涙せしめるまでに進化した過程を間近で
見られたことにただただ感謝するだけです。
俺自身彼女たちやスタッフさんから
色んなことを学びました。
怪盗少女以降、現場からは徐々に
離れて行きましたが実際のところ
良くわかりません。
映像その他メディアを通して観る彼女たち自身の
本質は自分が現場に通っていた頃と
何ら変わっていないように見え、本当に面白くて
良い子たちだなと思えるからです。
ただここ最近の衣装や音楽、歌詞などは俺の
通っていた頃のももクロちゃんとはだいぶ
イメージが違います。
メジャーデビュー以降、例えば怪盗少女や
ミライボウルなどそれまでの方向性と
かなり違うとはいえ、結構好きな楽曲です。
ピンキージョーンズもなかなか良いですね。
ただ現場の規模が大きくなったこと、
イベントに参加するために諸々のハードルが
高くなったことなどは、それ以外の予定を
差し置いてまで現場を優先させるに至りません。
また2011年4月10日の中野サンプラザでは
感動したと共に大きくショックを受けたことも
否めません。
早見あかりちゃんの脱退をももクロちゃん
本人たちが消化しきれてない可能性や
多くのファンが受け止められていない
可能性が大きい時点で、その脱退を
「脱退物語」として露骨にメタ化して
パフォーマンスする、つまり商品として
パッケージする、という手法には
かなりの抵抗を覚えました。
また関係者がしたり顔でリークするように、
(実際は予定調和)ネットに情報を小出しに
する感じも非常に印象が悪いです。
脱退までの猶予期間やその後に”それとなく”
回収する、というのならビジネス的には
必然でしょう。
ももクロちゃんに限らずですが、
「食っていくのが大変なのでかくかくしかじかで
ペイさせてくださいよ」
ということを恥ずかしげもなく露骨に
表出させてしまうのはアイドル業界の方々
いかがなんですか?
アイドル戦国時代って、我々は別に
そんな醜い戦いにはさして興味無いんです。
素材、パフォーマンス、楽しさ、感動の追求で
戦って欲しいです。
我々は高嶺の花を追うような、また
幾分かの記憶資源を呼び覚ますように
擬似恋愛をするような、また純粋に演目に
ただただ心酔するような、そんな楽しみ方を
することは許されないんでしょうか。
まるでイノセントが罪であるかのように
感じられます。
少し言い過ぎかもしれませんが、
こう考え始めたのなら遠くから応援する、
ということも出来るはずだと思うのです。
しかしながら正直なところ、
アルバム「バトルアンドロマンス」
においても、こんな心象であると
気持ち良く通して聴けるはずがないのは
おわかりいただけると思います。
そして考えるのは、本人たちはどう思いながら
仲間の脱退をネタにした(された)音源の
録音に臨んでいるのだろう、ということです。
だいぶ悲観視しているように見えるでしょうね・・・
これまでにも充分素晴らしい体験を与えてくれた
ももクロちゃんですから、この先もいくらでも
また自分が夢中になる可能性はあると思います。
どの層に向けて、どんなやり方で、
あの素晴らしい逸材のグループを導くか、
全てはそれ次第です。


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