お恥ずかしいながらこのWANTEDLY、
初めて知った。
この募集をしている藤本さんという方、
実際にお会いしてみてなかなかに行動力の
ある方で面白かった。
「ソーシャルウェブで社会人教育を変えたいエンジニアウォンテッド」
ということでエンジニアを募集されている。
「教育」というワードにピンときて
お会いさせていただいたのだが、
自分には無い視点を持っていて
とても勉強になった。
教育というと何故かおカタいイメージが
自分の場合にもついて回ってしまう。
刷り込みも多分にあるのだろう、
「成長するのは難しい」のような。
でも、もっと簡単にスキルがついたら、
もっと気軽に始められたら、という
入り口があっても良いのではないか、
そういう風に思えそうなサービスを、
藤本さんは考えているように思う。
素晴らしい。
プロ中のプロとしてとあるスキルを
身につけているというワケではないが、
ある程度基礎なら人に教えられる、
という人とそのジャンルに興味を
持ち始めた人、このマッチング。
今ビジネスマッチングなるものが
IT業界でも流行っていて、ウェブ
サービスで仕組みが自動化されている
ものもあれば、人の手による仲介業の
様相を呈しているものもある。
潔さもあるが、繋げたので手数料ください、
というだけでしかない、正直なところ
あまり人間味と将来性を感じないサービスで、
所詮は希望1社に対して見積りを出すだけで
終わる会社がほとんどで、サービスが
目立てばすぐにレッドオーシャン化し、
目立たなければすぐクローズするだけ。
マッチングサービス同士が過剰供給気味。
同じようなサービスが多く、付加価値
であったり、交流会的なイベント要素、
パーティ要素などの、設計時には意図
しなかった副産物も生まれるような
可能性が見出せなければ、単に足元を
見ているだけのサービスというのが
自明で何だか気持ち悪い。
そもそもソーシャルやウェブはそういうことなのでは？
それは全然違う。
リアル（場や対面）ありきだと
ネットや仕組みというのは温かみや
偶発性を持てるようになる。
個人と個人を結ぶソーシャルでのやり取りは
リスクも伴うが、それなりに情報を
開示し合うというのが前提だ。
（勘違いしている人が多くて、リスクを
全く取ろうとしない人と、メリットだけを
受け取りたい人はそもそも向いていないし、
言ってしまえばリアルでも生き難い）
そして紐付いた複数サービスのアカウントを
辿ることなどをお互いが出来る。
隠しようが無いし、隠す必要も無くなって
きているのではないかというのが自説。
情報を出さない人には信用も無いので
取引の話も無い。
諸事情から色々と情報を出せない人もいるし、
もちろん開示することによって失敗することも
あるだろうが、ノウハウや自分ルールというのは
日々アップデートされているし、されるべき。
そういったことを前提とするならば、
個人間の
「教えたい、お小遣い稼ぎたい」
と
「気軽に、安く、まずは1度教えてもらいたい」
というマッチングサービスは見事に
ハマってくるのではないだろうか。
難しいのはこれが対起業になると、
どうしても事業存続するために
「セールス」のプロセスを埋め込む
必要があり、「教えて欲しい」側の人に
とっては大きなハードルになる。
これが個人の場合、単価がビジネスとして
見合うほどにならなくても、また
ほぼ無料であったとしても、自分の
スキルの再確認が出来たり教えること
によって新たな気付きがあるなど、
メリットが多数ある。
デメリットがあるとするならば
コミュニケーションに関するところか。
これは予めそのリスクを飲み込める人が
利用するという前提のサービスなのが
面白い。面倒臭い、怖い人はそもそも
利用しないだろう。
自分はかなり理想郷的な考えを
しがちなところもあるし、実際に
ソーシャルを使って良かったのか
悪かったのかみたいな人もいるだろう。
自分も小さな悩みはついて回ったりする。
でも、それを補い上回るだけのものが
あるから、やっている。
怖いのは、既にソーシャルもTV化
してきているなぁという印象も拭えない
ところだが、自分はなるべく情報発信の場、
共有の場、有益なコミュニケーションの場
ということを念頭において活動している。
藤本さんのサービス、一聴した時には
ハードルが高いようにお見受けして
しまったが、持ち前の行動力で
グングン進めてしまっているのがスゴい。
お話によるとかなりのところまで来ている。
「ここまで揃ったらやる」
では何にもならない、とにかく
スタートする、動いてみることの
大切さをまた教えられたし、
そういったことを体現してしまう人と
知り合えて本当に良かった。
それでは・・・
Beat your cajon!
※「Beat your cajon（カホン）!」とは・・・
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