俺は熟女好きだったのかもしんまい

金曜ロードショー的なやつで
「ナイト＆デイ」を観た。
そもそもハリウッド映画っていうのは
￥1,800払って大画面で爆発を観るためのものであって、
アタリハズレについては焦点を持ってゆかず、
いかに自分が￥1,800を楽しく使っているか
サブカルよりも激しく情熱的に自己主張するための
ものであると思っている。
ん、違うかもしんまい。
ナイト＆デイ、映画館で観たかったなぁ・・・
それは「ワイルド・スピード」にも言える。
最新作MEGA MAXを逃した俺は大バカヤロウだ。
ギンレイとか早稲田松竹じゃやらないだろうし、
家で扇風機に当たりながら大音量で観るしかない。
ナイト＆デイを観ながらツイッターを開くと、
アニメ作品ほどでないにしろ、色んな
コメントがリアルタイムに楽しめる。
「キャメロンディアス老けたなー」
「劣化したなー」
というものが目立った。
だが俺は作中のキャメロンディアスにどんどん
ハマっていった。
目尻のシワなどが良いのだ。夫の収入で
韓流スターにメロメロになりつぎこむ主婦のような
軽薄さとリアルさを兼ね合わせ、そのルックスの
良さや潜在能力を30数年間活かしきれては
いなかったのだなと想像させる生活・思考ぶり。
まああんなにスタイル良きゃどうあったって
女はそれを活かすに決っているがその辺は設定。
それがトムクルーズとの出会いにより
一気に花開くのである・・・
そして視聴者の男たちを勘違いさせる。
「女もワンチャンを待っているものなのか！」
と。だがしかし俺たちは茶目っ気たっぷりの
謎のスパイと違ってそんなに仕事ができない。
未だに新宿をひた走る出会い系の街宣車に
魔が差して心動くのが関の山だ。
そもそもトムクルーズがカッコ良過ぎる！
かつて「マグノリア」で謎の男根主義を説く
教祖？コーチ？扮するトムクルーズに惚れたことがある。
あれは最高だった。映画は長かったが。
悪の教典の伊藤英明が評判良いが、本作で
トボけギャグを交えながら敵を撃ち殺してゆく
トムクルーズもなかなかのものだ。
そこに狂気なんてものは存在しない。
イケメンは何をやっても絵になる。
カヲル君「反復練習だよ」なのだ。
（ピアノの予告ウザかったけど流石だな、
連弾のシーン、セリフ、凄かった。あれに賭けてる。）
そんなトム男に引きずり込まれてしまうのは
不可抗力とも言えるが、一方、怪しさ全開で
信用に欠けるというか生活そのものが一般人とは
かけ離れ過ぎており価値観の違いどころでは無い
であろう男に心を揺らしながらも、
最終的にキャメロンディアスは選択する。
というかメロメロなんだよ。
ラストのケープホーンを2人で目指すカットは
最高で、また男たちは夢を見る。
「あー俺も女にああやって牽引されてーなー」
無理無理、ないない。俺は求めるけどね。
女の運転で南国リゾートを楽しむぜ？
若い女優なら問題シーンともされるのだろうが、
謎の自白強要罪？ヤク？を打たれてキマってしまう
シーンがまた良い。
トム男の魅力を敵にとうとうと説いたり、
トム男との再会を喜んで銃撃戦の中で
「セックスしたい気分」
「あなたとなら良いセックスができそう」
「再会出来て嬉しくないの？」
と、いい年した女が生命の危険より性に振れている
あのシーンが俺は大好きだ。アメリカ最高。
そのロケ地はスペインだけど。牛も出る。
録画を何度も見返している。目が良い。
あんな目で拝んでもらいたいものだ、合法的に。
草食系や肉食系なんて知ったこっちゃない、
銃撃戦の中であんなことがやれるのは俺は
範馬勇次郎以外に知らなかった。
男なら裸体の女を戦車に投げつけてみたいよな。
他にも良い映画があれば教えて欲しい。
濡れ場で泣いてしまうような真面目な奴はNGだぞ。
タイトルで熟女とか書いちゃったけど
キャメロンディアスに熟女は失礼だな、
まだちょっと早いか。でもカワイイんだよ！
俺は風吹ジュンとかにもグッと来てたし。
キャメロンディアスが若い頃の作品を観て
独りで騒ぎ出すのが目に見えていて怖い。
昔もカワイイんだろうなぁ。

　それでは・・・
　Beat your cajon!
　※「Beat your cajon（カホン）!」とは・・・