等価交換方式で逝きましょう

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等価交換

魔法少女まどか☆マギカ劇場版の感想文を書く前に、
アメリカンヒストリーXという映画の話をさせてちょんまげ。
記憶もおぼろげながら、引き合いに出す。
当時人気沸騰中だったエドワードノートンは
白人至上主義者という恐ろしい設定で、
家に侵入してきた黒人物盗りを半殺しにした!
過剰防衛でムショにブチ込まれるが、
そこでタフガイ達にブチ込まれてしまう!
いじめかっこ悪い!×性暴力!
同室の黒人に優しくされてしまったもんで、
自分はなんてくだらない主義・生き方を
してきてしまったんだと悔い改める。
タイーホ前のエドワードノートンに多大な
影響を受けていた弟も、その話を言って
聞かされることにより、考えを改めるというお話。
・・・ちょ待てよ!
弟は太いのをブチ込まれたり、その後唾棄すべき
存在だと思い込んでいた者に逆に救われたりと、
自らの考えが根本から覆るような衝撃体験、
トリガーを伴っていないじゃないの!
というツッコミがこの映画には注がれた。
そう、バランスが悪いの。でも面白そうでしょ?
中古安いしレンタルも誰も狙ってないから
借りるなりして一緒にエドワードノートンを掘ろう!

漫画「鋼の錬金術師」でも、「等価交換」
「正と負」がテーマであり、平和のためには
魔法能力そのものを放棄するという選択も称えられた。
錬金術絡みは色んな学びがある。
ドラゴンボールだってそうだ。その願いを
叶えるために多くの犠牲や他者の失墜があり、
GTまで見てみるとやはりドラゴンボールには
負荷がかかり過ぎており、そのものが
暴走してしまうという始末。
(GTでどうしても悟空に勝てないベジータを
ブルマが支える話は超泣けた)
沢山のパンティを手に入れたウーロンは
最高だったよね。性が力を超えた。
これらは「バランス」そのものが描かれているので
目が向きやすいけど、実はどの作品も
ストーリー上のバランスこそがとても大事なんだ
ってことにおじさん今更ながら気付きました。
多くの人が色んな視点や力点を持っていて、
動員?収益?感動?納得感?をなるべく
最大化するためにバランスを取る必要がある。
ずっと魔法少女円広志は、全てを超越する存在、
いや概念になり果てたと思って嬉しいような
寂しいような気持ちでいたんだけど。
ただ、契約や交換行為を司るインキュベーターや
どこぞに存在するかもしれない設計者の
「秤=バランス」そのものを壊した、
超えたのかと言うとそうでも無いような気がする。
円広志は願いを叶え、夢想花になった。

じゃなかった、時空を超えて、全ての
魔法少女が絶望し魔女になることを阻止した。
だが、それだけの呪いをその身に受けることになる
→魔法少女の絶望を全て受け止めるだけの存在である
→呪い→包み込む→呪い→包み込む
→呪い→そして孤独を包み込むように・・・
インキュベーター達は魔法少女の希望と
絶望の落差?が生むエントロピー云々が
とても効率的であり新世代のエネルギー利用に
ピッタリだということらしいけれど、
円広志が願いを叶えたあとはどうやらまた
違うらしい方式でエネルギーを生んでいる。
そして、少女たちの戦いは続いている・・・
軍需産業、国交、政治、占領、
この辺りの話を理解出来ないと難しそうだ・・・
そして続編、まどかは実体を伴って
帰って(還って)くるのか・・・
どんなロジックで姿を現すのか。
そう、楽にお金儲けをしてそうに見える人も
その儲ける「システム」を手に入れるために
色々切り売りしてるんだよ。
それは広義のプライベートかもしれない、
時間、身体、生命、プライド、人生そのものかもしれない。
カヲル君がホモだって!?バカ言うんじゃない。
本当のゲイっていうのはな、白昼堂々と
道すがら俺の尻を鷲掴みにしたり、
高校の時に夕暮れ時身体を寄せてきてさりげなく
太ももを触ったり(さりげなくねーけど)、
林間学校中に寝坊する俺にチューしてきたり、
誠に露骨!
ほむらちゃんが時間遡行者ならば、
カヲル君だってそうかもしれない。
ただし全ての記憶の継続を許されているわけじゃない。
制限されたトリックスター。
頭を抱えるカヲル君なんて俺も見たくなかったよ、
でも彼が命を賭して繋いだ選択が
シンジ君を、世界を、希望たらしめる
テコにならんことを。アーメン。
彼らは決して人柱なんかじゃない。
エヴァQ冒頭に持ってきた巨神兵が
単なるトンデモ趣味じゃないんだとするなら、
「目的ある生命、それ自体が本来にそぐわない」
だろ?
そんなことはどうでも良いんだよ!
魔法少女まどか☆マギカ劇場版のOP、
あれは何だよ・・・OPから激泣きで大変。
「嗚呼、彼女たちにこんな平穏があったら」
と願うことが詰まっていておじさん大変!
前編のOPからハンカチが忙しい。
後編なんてずっと声出て迷惑かけないように
ハンカチ2/3口に突っ込んでたし。
それに劇団イヌカレーヤバいね。
あの演出、デザイン、凄過ぎる。
俺の曲にああいうPV付けて病みたい。
深夜残業、ラーメン、レイトショー、
増える体重、全ては等価交換、てめえの選択だ!

 それでは・・・
 Beat your cajon!
 ※「Beat your cajon(カホン)!」とは・・・

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