金曜日は会社を早退して
ビルボードライブ、
ジョージクリントンに備えた。
ビルボードのいい加減な
酒の作り方にはビックリしたけど、
パーティはイヤな気分の一切を
吹き飛ばしてくれた。
「Are you ready to party?」
何度か繰り返して、「本当に?」
と徐々に観る者をトランス状態に
引きこんでく。
相当適当なライブとノリなのは
バレてるのに、全部許せる
パーティ性・祝祭性はなんだろう。
いつでも非日常を呼び出せる
力があるというか。
一番後部の席で疲れきった身体で
机に寄りかかってにこやかに
ライブを眺めていたつもりが、
いつの間にか座りながらも全身を
動かしてノらされている。
いかん、騙されるな!
奴らは適当だ!
と頭で警戒しようとしても
ファンクに殺される。
そして俺お得意の涙。
なんでこんなに愛されてるんだ。
しかしそれほどの存在。
英語がわかる客にワンテンポ遅れて
「フーーーーーーッ!!」と
メイクサムノイズする大半が、いつしか
ジョージクリントンの一挙手一投足に
釘付けになって奇声やダンスで反応する。
ビルボードを出て、ミッドタウンを出ると
興奮状態から一転、後悔、意欲、
希望みたいのが渾然一体となって
涙が出続けた。
六本木は気分と違う。
信濃町駅まで歩くことにした。
俺のパーティを起こそう。
・・・
「イベントをやります」
「イベントじゃなくてパーティです」
何度そんなことを言ってきただろうか。
でもパーティの真実を魅せつけられ
没入させられ、能書きじゃなくて
自分がシャーマンになるしかないと
改めて感じた。
準備は整った、あとは降りてくるのを
待つだけという状態。
そのためには量が必要かもしれないし、
研鑽に研鑽を重ねることもまたしかり。
反復運動で思考停止したところに、
スッと洗脳のメッセージを刷り込むように、
常に仕掛けていくことを忘れない。
自分に毎日何度でも言い聞かせる。
「Are you ready to party?」
■Atomic Dog / George Clinton & Parliament / Funkadelic
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