ハウスもJPOPもDJをやりたい人のDJ MIX

  • 2025.09.15
  • DJ
ハウスもJPOPもDJをやりたい人のDJ MIX

寝起きでこの記事のクソダサいタイトルが思い浮かんだとき、何故か少し脳汁が出てしまいました。

昨日新たなDJ MIXを作りました。夏の終わりにもっと欲しい清涼感と少しの狂気を。30分ほどで聴けるのでぜひ!
Refracted Summer

Mixcloudやっている人は良かったらフォローしてくださいね。
以下DJ MIXの解説となります。

収録曲

01. tonya_harding / intro – insects and waves
02. White Off / Lady
03. ViANKiE / LaLaLa to You (ohenlist bootleg)
04. スカート / ストーリー Remix Version feat. パソコン音楽クラブ
05. Chouchou / Colors
06. 薛詒丹 / 沙發危機 (feat. 李英宏)
07. NEI / Aqua Surface feat. Campanella
08. AKIO KUMAGAI / SWEET SEA LOVE (onionboy Remix)
09. Dubble D Feat. Flora Purim & Diana Booker / Switch (Switch Remix)
10. 吉澤嘉代子 / 綺麗 remixed by 小島英也 (ORESAMA)

タイトル「Refracted Summer」の意味

タイトルは 「Refracted Summer」 mixed by トーニャハーディング

「Refracted Summer(リフラクテッド・サマー)」は、直訳すると「

屈折した夏」を意味します。

特定の文脈がない場合、この言葉はいくつかの解釈が考えられます。

物理的な意味: 太陽光が水面やガラスなどを通して屈折し、歪んで見える夏の光景や風景を表す表現。

比喩的な意味:

思い出や感情の歪み: 楽しかったはずの夏休みの思い出が、時間の経過や個人的な経験によって、どこか歪んだり、ぼんやりしたりして記憶されている様子。

現実とのズレ: 理想と現実が異なり、屈折して見える、ほろ苦い夏の経験。

芸術作品のタイトル: 実際、同名の美術作品も存在します。そのため、特定の作品名である可能性も考えられます。

文脈によってニュアンスが変わるため、どのような状況で使われているかによって意味が異なります。

AI の回答には間違いが含まれている場合があります。

何故DJ MIXを作ったのか

きっかけは、つい先日リリースされた

08. AKIO KUMAGAI / SWEET SEA LOVE (onionboy Remix)

でした。我々リハビリテーションも「SWEET SEA LOVE」リリースツアーの滋賀MOVEに帯同させていただいたAKIO KUMAGAI。

そのときも素晴らしいDJプレイを見せてくれたonionboyが、素敵なリミックスを制作。私は如何に原曲から他の人が思いもよらぬアレンジを施すかが勝負だと考えるのですが、また別の角度からonionboyがその良さを示してくれました。

彼の中での文脈は異なるとは思いつつ、今回のDJ MIXでその後に繋げる才人SWITCHを連想しました。ハウスをメインでプレイしていた頃、SWITCH絡みのレコードを買い漁っていました。クセになるギミック、中毒性、狂気とパワー全てを兼ね備えたようなトラックメイクに当時かなりの人気を誇っていた存在です。

同時に、トーニャハーディング名義のオリジナル曲やリハビリテーションを名乗ってから、こんなにハウスミュージックが好きなのにやるのはDJだけで、正面から作ったりはせず別のものばかり作っているな・・・とも振り返りました。

また、UstreamでよくDJ配信をしていた15年くらい前には、何でもかんでもハウス解釈をして無理やりミックスして楽しんでいた自由があったなと。

今後ハウスを作りたいのは勿論のこと、DJプレイにおいても、格納・カテゴライズされたフォルダのジャンルやBPMなどに縛られがちであまり拡張性を持って臨めていなかったところがあるので、ハウスミュージックの持つシンプルさと反復の力強さに加えて遊び心も楽しみ、聴く人にも楽しんでもらえるように努めます。

今回のDJ MIXはその宣言であり、BPMは132でキープしつつもハウスを軸に様々なビートや、同じハウスでもキックやコンプの強弱でここまで変わるのかということを楽しめる内容になっています。

各曲解説

01. tonya_harding / intro – insects and waves

イントロ用にさざなみの音を探してました。すると、鈴虫の音入りのものを発見。夏の終わりから秋の始まりには自分の中で欠かせない存在なので、これをもって今回のミックスを始めようと思いました。

02. White Off / Lady

トラックの本当のタイトルは Lady (Original Mix) だったのですが、 あまりにも面の皮が厚いため笑、 (Original Mix) は外させてもらいました。

説明の必要も無いと思いますが、原曲はこちら

で、Modjoの大名曲となります。曲の切なさの割りに直線的なグルーヴだという印象があったのですが、White Offは更に縦の力を強めたトラックにModjoの引用をしていて面白かった。

03. ViANKiE / LaLaLa to You (ohenlist bootleg)

Colour Bassの作り方を調べていたときに出会ったRemixです。ViANKiEというバーチャルシンガーさんもその時に初めて知ったのですが、原曲がとても良い曲なうえこのRemixが大変素晴らしくこのDJ MIXで私が言いたいことを体現されている。以前現場でかけたときも「なんだこれ?」といった感じでDJ陣がわらわらとブースの前に集まってきたのが嬉しかったです。

04. スカート / ストーリー Remix Version feat. パソコン音楽クラブ

澤部くんを知った最初の方で、とんでもない素晴らしい曲と演奏の奴がいるな・・・と打ちのめされた名曲。時を経てそのとんでもない曲をとんでもない奴らがRemixした、清涼感と、「あの頃憧れたSFやアンビエント的な何か」の両方を孕んでいる素敵なRemix。

05. Chouchou / Colors

TikTokで知った素晴らしいユニット。TikTokで流れてきたのはまた別の曲だったのですが、少し調べてみていくつか気になった作品の1つ。ストーリーRemixと同じくこの作品で示したかった、完全なる清涼感でも狂気でもなく屈折した夏も含めたそのすべての要素を兼ね備えている作品。オリジナルのBPMはだいぶゆっくりなため無理やりBPM132に上げることに恐れ多さも感じつつ、収録させてもらいました。

06. 薛詒丹 / 沙發危機 (feat. 李英宏)

プレステージ加藤があまりに「台湾!」「台湾!」言うので流石に気になり色々な音楽を聴いています。彼女はどちらかというとジャズ、R&B寄りシンガーかと思うのですが、この2stepも素晴らしい。

07. NEI / Aqua Surface feat. Campanella

2024年に新譜をかけるイベントに出演し、そのために色々と漁っていたら発見した素晴らしい曲。ビートが凄い良いですね・・・音数が少ないのでラップ・韻が聞き取りやすいのも良いです。

08. AKIO KUMAGAI / SWEET SEA LOVE (onionboy Remix)

このタイミングしかない!という流れでミックスできたと思います。前の曲のabentis作の音数少ないながら説得力あるビートに、MADなこのRemixが自分の中でとても親和性を持っていて気持ち良いです。

リミックス集全体の中で光る個性もありますが、AKIO KUMAGAIとonionboyの仲だからこそできるRemixとも言えます。

09. Dubble D Feat. Flora Purim & Diana Booker / Switch (Switch Remix)

これまでにDJで何度かけたかわかりません。真似して目指す変態性や強度ではありません。が、この手のトラックに憧れた人は数しれず、と思います。だいぶ前のトラックにはなりますが、ミックスやマスタリングの追求も半端じゃなく、トラックはこんなにブッ飛んでいるのに細部まで意識されているんですよね。

10. 吉澤嘉代子 / 綺麗 remixed by 小島英也 (ORESAMA)

多面的魅力や才能、人間性を持つ吉澤嘉代子の、キュートな側面だけを見つめて勝手に惚れる。そのキュートな側面を100点満点のアレンジで最大化したディスコ・・・上手く言い表わせませんが、自分にとってはそんな感じです。
「Can’t Take My Eyes Off Of You」(邦題「君の瞳に恋してる」)の引用もニクいです。

歌詞を見ても、ああこの子とは付き合えないんだろうなとどこかでわかっていても遊んだりちょっとした遠出には行ってくれる存在。きっとあの子にもそんな存在が居て。それをそのまま思い出してしまうような。

これからもDJで沢山かけさせてもらうと思います。

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