アイドル戦国時代

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永原真夏


・・・ということで、ロフトプラスワンの
2011年度末総決算
「解題・アイドル戦国時代」
~10年代のアイドル論壇ここに始めます~
という題名からして恐ろしすぎるイベントで
ちょっと喋ってきました。
って真夏ちゃん!!!
永原真夏(SEBASTIAN X)
https://twitter.com/manatsu_injapan
ですよ!涙
ロフトプラスワンのイベントから
オファーが来たのも驚きだけど、
ツイートしてくれた真夏ちゃん、
てか真夏ちゃんがAKBネタとか敦ちゃんの
卒業に言及してることにも驚きっていうか
アレだよ・・・
沖縄のフリーペーパーMogmogで
バンド(以後セバヌ)の代表として
真夏ちゃんにインタビューさせてもらい、
そもそもその経緯が謎過ぎるのは
置いといてMogmogと編集長の西原さんに
出会わなければその話もバンドとの
接点も無かったわけで・・・
色々とありがたいね。出来ないものでも
出来ないと言わずインタビュワーとか
何でもやってみるもんだね!
それだけじゃない。
俺はBiSというアイドルグループが
色々あってもやっぱり応援したくて、
まあそれ以前に「好き」というのが
無いとそれも無理な話で。
BiSがチェルシーホテルでライブを
やった時に対バンでセバヌも出てたり
っていう謎のイベントで、それを
主催してんのはDJやイベンターとしても
尊敬してるアーリーさんの会社だったりで
そういった諸々の文脈とか俺は疎いのに
何だか多くのものが薄く?広く?
繋がっていて。
決して今の俺は広く浅く色んなモノに
手を出しているつもりは無いながら、
何かが繋がっている。
セバヌ、ベースの飯田裕くんが、
BiSのライブの時にイイ顔していて、
はじめはヲタの怖いもの見たさかなと
勘繰ったけど、まあそれもあるかも
しんまいけど何だかとても楽しそうに
割りと前の方で見ていて、こっちも
嬉しくなった。
俺もBiSに限らずももクロの時だって
UDXで1ケタ台とか引いた時以外は
後ろから楽しむ主義だし、何だか
ハコの雰囲気全体を楽しむのが好き。
スタンスとしては全然一歩引いてる
とかではなくて、盛り上がりを
噛みしめたい。疎外感も感じないし。
で、話しを少しずつズラしていくと、
BiS主演映画「アイドル・イズ・デッド」が
かなり良かった。
えーとこういうのを全関係者がここぞと
ばかりに喧伝し命懸けで流布すべきと
俺は声を大にして言いたいワケで。
K’sシネマでやっているmoosic labという
企画で、BiSのと同じくDプログラムで
同時上映されている
『新しい戦争を始めよう』
という映画。これに出ている人たちが
全く縁がなさそうでいて俺も知らぬ間に
Twitterでフォローしている人だったり、
知り合いの知り合いだったり
(もうこれは何か語ると陳腐かな)、
クレジットに
セバヌ、ベースの飯田裕くんが
出てたりwww
ご本人も上映後にバンドの企画の
ビラを配っていてご挨拶したけど、
映画にエキストラで出たいと思って
行ったらクレジットされていたとのこと。
こういう粋なエピソードって、
やっぱり人と会ったり、何らか
生きた知識がなきゃわからないわけで、
とっても嬉しくなった。
「アイドル戦国時代」
とか
「アイドル・イズ・デッド」
とか一見穏やかじゃない表現や記号が
溢れるのは何故だろうって思った。
これだけ色んなネタや、欲しくても
欲しくなくてもアイドルや関係者の
感情吐露や「舞台裏明かします」的な
ものの露出が増えて、目にする機会もアリ、
やっぱりイノセントじゃいられないのかなと。
というか自分が好きなものはそういう
部分も多分に含むんだなと。
ロフトプラスワンでも色んな語り口や
見識を目の当たりにして、みんなが
みんな理想や偶像ってものを前提にしてる
ワケではなく、メタやベタを前提にして
色んな形での摩擦に快感を求めにいってる
んだなと思った。
前から思ってたけどああいう場では
それが顕著なのかな。
アブノーマルプレイに走り過ぎると
「バニラになる」っていって、
正統派、王道、極めてノーマルな
プレイに戻ったりすると聞くけど、
そういう回帰があったりね。
音楽そのものでもアイドルでも、
俺はパズルではないと思っていて、
あの人がああなら自分はこう行く、
とかアレとアレを足して、という
形でのアウトプットに自分はしたくない。
でもそれまで受けた影響やネガティブ
っていうのはどうしても前提になる。
じゃあそれを「パズルです」、
「私達は括弧付きの『アイドル』です」、
と開き直ってしまって良いのか。
そこに大きくNOと言いたい。
やっぱり仕事でも趣味でもそこは
内発性からのスタートやアウトプット
であるべきだ。
「”敢えて”こうしました」みたいな
ものに俺が脊髄反射し過ぎなのか・・・
何が内発性だなんて、また個性だなんて
極めて怪しくてそれこそを疑うべきだ
という意見はもっともで、だがしかし、
それでもその部分を突き詰めるのが重要。
俺はそう考えてる。
そうでなかったり、コアのメンバーで
コンセンサスを取ることを諦めずに
議論していない場合、色々と脆い。
「ああこの人(達)は、たまたま上手く回っていただけだな」
と見限られることの悲しさ。
まあ俺は何度も経験していて、
その度に期待を寄せ支援してくれている
周りの人に申し訳なく思う。
でも少しでも何らか注目されている人や
そうなりたいなら、きっとこの現実に
目を逸らしてはいけない。
順列組み合わせの妙は、その解が
白日の下に晒された時に本当に
味気ないただのパズルになる。
ハロプロ、なかでもBerryz工房や℃-uteが
大ブレイクしないのは何故だろうと
考えたことがあるけど、それでも
長く続いているよね。
そして何故か俺はそれが不幸には思えない。
逆に露出を抑えることによって、コストと
回収のバランスをうまく取っている?とか
歌って踊れるということを重視する
客だけを相手にしている?などなど
憶測の域を出ないが仮説めいたものが。
世の中が”ショー(show)”というものに
目覚めて、歌って踊れることが基本になれば
もう少し陽の目をみることになるかも
しれないけど、今でも充分にステークホルダーが
食っていける状態、みたいな。
AKBが落ち着いて、韓国が落ち着いて、
ハロが復権するみたいなことは
言う必要がないし大爆発することも
無いだろうけど、宴会芸で完コピするには
骨の折れる本物の”ショー”を見せてくれる
アイドルがここらで来ても良いんじゃないか。
あんま知らないけど。
 それでは・・・
 Beat your cajon!
 
  ※「Beat your cajon(カホン)!」とは・・・


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