乃木坂46遠藤さくら
「アップトゥボーイ」インタビュー公開🌸髪を切った理由
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「安心感、信頼感がすごくある」https://t.co/OzyNLVOc0W#遠藤さくら pic.twitter.com/ckC2SsfnID— モデルプレス (@modelpress) July 23, 2025
遠藤さくらさんのトラックガール2やボブカットがヤバすぎるのと、先日、あるクラブイベントで乃木坂46「ごめんねFingers crossed」トーニャハーディングRemixを久しぶりにかけてもらった喜び。
まさかこのトラックがまた都内のフロアで鳴るとは。嬉しくて、こうして久々にブログを書いています。
友人が青森の野外音楽フェス「RINGO MUSIC FES.」でかけてくれたときも本当に嬉しかった。
転調しないYOASOBI? いや、それ以上
この曲を初めて聴いたとき、「これは転調しないYOASOBIでは?」というのが第一印象でした。美しくも静かな情熱を湛えたサウンド。そして、なにより衝撃だったのが遠藤さくらさんの存在感。正直、それまでの私は彼女の魅力にそこまで気づいていなかった。愚かだ。だがこのMVに、全てを打ち砕かれました。
(顔が小さすぎる・・・手足が長過ぎる・・・乃木坂を観て誰もが思うこの印象をさらに更新した存在。間近で目視すると尚ヤバい)
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活動再開のきっかけの1曲
乃木坂46を長く追ってきたものの、正直長いこと、表題曲に心躍る瞬間が減っていました。でも、「ごめんねFingers crossed」だけは違った。
当時、コロナ禍真っ只中。音楽活動を本格的に再開したい気持ちとは裏腹に、ライブやイベント出演の話はすべて断っており客として出向くこともなくなっていました。
それでも何かしたくて、音楽制作ソフトのCubaseを購入。これまではDAW操作をすべて相方のプレステージ加藤に任せていたけど、もう人に任せてる場合じゃない。操作に慣れるために選んだ題材の1つが「ごめんねFingers crossed」のRemixでした。
BPMを10%アップ。Speedを愛した結果
個人的なこの曲の唯一の「惜しさ」は、もうほんの少しだけスピードが欲しい・・・というところでした。MVの持つスピード感に対して、音像がわずかに物足りなく感じてしまった。
そこで、RemixではBPMを10%アップ。バカげてる。でもMVから「ワイルドスピード」を想起した人は私だけではないはずです。そのノリです。
さらに、ハマっていたSpeed Garage。令和以降のSpeed Garageは平均的に昔より高速になりつつ、トラックメイカーやグルーヴがどんどん洗練されており、隙間の活かし方も絶妙。そのムードを、乃木坂46のサウンドに無理やり押し込んでみたかった。
ベースミュージックの勉強
2step、Future Bass、Colour Bass、Jersey Club・・・気づけば全部、突っ込んでいた。
ずっと「どうやって作るんだろう?」と思っていたのがFuture Bass。大波のようなシンセの洪水を、サビ前後に配置したらハマってくれました。サビ前のオケヒ(オーケストラヒット)も、これがまた気持ちいい。
そして、これはリスナーとして楽しむだけだろうなと思っていたColour Bass。まさかアイドル曲で使うとは思わなかったが、強引にBメロにねじ込んだ。歌を邪魔しすぎるわけにもいかず、かといってシンセの存在感やモジュレーションも重要、かなり難しかった。もう少しミックスが上手くなれば今度はもっとイイ感じにできると思います。
2コーラス目では、Aメロにオールドスクールな2stepの雰囲気を出したかった。ベースの音色とバウンス感で演出しつつ、細かくチョップしたボーカルと、大好きな「ジェットセットラジオ」の世界観的チープなオケヒが絶妙に機能しました。
そして、Bメロではこれも初挑戦となるJersey Clubパートを導入。テンポアップしたBPMに乗せて、1コーラス目のColour Bassのシンセを刻み。隠し味として尊敬する先輩の曲より拝借した部分が。ブートRemixとはいえ乃木坂46の曲に挿れるのはどうなのかと自問自答したもののBed Squeak(ベッドの軋み音)もJersey clubなので最後に置かせてもらいました。
ジャズアレンジ
サビの繰り返しも、手を抜きたくなかったのでジャズアレンジにしました。ここまで詰め込んだなら、終盤で繰り返して終わりにはしたくなかった。そこで、サビのリフレインはピアノとベースを打ち直し、少しでも音楽的な高まりをと願いを込めました。
おわりに:ほんの少しだけ速く、熱く。
バズったわけじゃない。SNSで騒がれるようなこともなかった。でも、青森のフェスや東京のクラブイベントで、このRemixを鳴らしてくれた人がいた。「このRemix好き」と声をかけてもらったこともあります。そういう瞬間に、数字じゃ測れないものがたしかにあると思える。
このRemixは、MVの遠藤さくらさんにやられてしまった自分が、その衝動を10%だけ速く、10%だけ熱く、音にしてみた記録でもあります。それが、どこかの誰かの耳に引っかかってくれたなら、もうそれで充分です。
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