気仙沼にお邪魔してきました。
復興屋台村 気仙沼横丁のこのイベントが最後だから、実に5年ぶり。
■ライブをやった横丁があった場所 ※2021年10月現在
個人の撮影仕事で行ったので、プライベートの写真は少なめ。仕事の写真も近いうちにお見せ出来ると思います。
仕事を依頼してくださった方に感極まって長文で伝えてしまったこと、ここにも書いておこうと思います。みんなで楽しむために気仙沼に行ったあの頃、生活状況や家族仲が良くありませんでした。完全に自分のせいで。
現地に行ってしまえば沢山の楽しい、美味しい、が待っているのは間違いなく、今でも共演者さんの素晴らしいパフォーマンスや美味しかったあれこれを鮮明に思い出せます。
でも、最高の気仙沼グルメをお腹いっぱいには食べられない、自分の情けなさがずっとつっかえている、そんな気持ちもありました。目の前に、震災の地獄を体感した人たちがエネルギッシュに生きている姿があることが、己の情けなさを助長させました。
良い歳したおじさんが、撮影を頼まれて、機材一式のカートをガラガラ引っ張って、新幹線で気仙沼に行って2泊して美味しいものを食べて帰ってくる、そんな誰でも出来ることを出来るようになったことが、とても嬉しいです。
あの頃、心配させ迷惑を掛けた人々に、直接の恩を返すことは出来ないから、「恩送り」をして、あの金の無かった頃よりも10kg近く痩せてるんですよ笑と喧伝して、元気にやっていきます。
そういえば先日、「30代前半くらいまでは自分には特別な何かがあると本気で思っていた。気付くのが遅すぎたけど笑」と家族に言ったら随分気が楽になりました。
つい最近も「自分に自信を持つべき」と言われたことがありありがたく思いつつ、今はもう何者かとか自己肯定感だとか、どうでも良いというかそういうものにも縛られたくない。
というか、単なるバズワード、記号の一種だと思います。多くの人にとってどうだかは知らないけれど、それなりに稼ぎなるべく自分が行きたい場所に行き楽しいと思えることをやる毎日を目指す、それが一番の贅沢です。
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