写真ページ更新しました。
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tracktop girlのモデルさん、風景などを幾つか追加しています。
Restructuring
「Restructuring」と名付けたこの写真、英語の本来的な意味は「組織再編、再構築」です。和製英語的にはいわゆる「リストラ」ですね。
本来的な意味と、日本人で良い印象を抱く人はほとんどいないであろうリストラの意味と、両方の意味をこの1枚に持たせたいと思って名付けました。
この10年くらいで3度ほどリストラに遭っており笑、今の仕事を4年以上続けられているのは本当に偶然で、会社の人たちのおかげです。
元々嫌いだったこの街に再び訪れて、写真を撮るまでの流れを書いてみます。
営業マン時代
この写真の街にあった会社では営業をやっており、新規獲得が全然出来ずに、最終コンペまで残った大型案件も落とし、社長に肩をポンと叩かれて(リアル肩たたき!)「そろそろ潮どきやな?」と言われたことは多分一生忘れません笑。
その場で、「力になれずすみませんでした。辞めます」と言い、すぐに退職届を出しました。
本社が関西にあり、関西のメンバーから慰留の電話や「社長が言い過ぎて後悔しているみたい」などの話を聞きましたが、ポッキリ折れたというか真っ白になったというか。元々やる気なんてあったのか怪しいもんですが(www)。
私と時期を同じくして営業のリーダーも退職となり、1度は関西に行くのは断ったのですが、最後なので顔を出せとのことで本社に行き(本当に会社の金とみんなの時間の無駄だったと思う)、送別会を開いていただきました。
居酒屋につき、社長があんな感じで?営業のリーダーの肩にポンと手を置いた瞬間、「・・・ンの野郎」と立ち上がったのを、瞬間的にやべえと思ってなだめすかして部屋の外に連れ出しました。
こっちのほうがまるでドラマみたいで現実感が無く、忘れられないかもしれません。・・・とまあこんな会社でした笑。出社が苦痛だったのと、当時はランチで行く店もあまり良いところが無いように思えて(開拓する元気も無かった)、この街ごと嫌いになっていました。
営業のリーダーとサシで2次会~4次会くらいまですることになり笑、歳も近かったことから「もう先輩後輩無いんやからタメ口で話してくれや」との申し出。
こちらは非常にたどたどしいタメ口(笑)で語り合い、ガールズバーで「糸」を熱唱され、それっきりにはなりましたが気の良い大阪のにいちゃんて感じでした。
リストラ
その後、少々長めの無職や断続的な無職を挟みつつ、怪しすぎるSEO会社に委託っぽい感じで在籍したり、非常におカタい会社のウェブ部門に派遣社員で在籍したりしました。
どちらもリアルに営業不振の理由で部署ごと無くなったり、クビになりました笑。本当にクビってあるんだね!と、まるでひとごとかのように思いました。
この、良い歳して一番ヤバい感じのときに、DJやバンドなどは一番やってたかもしれません。レコードも出しました。
俗に「バンドマン(笑)」「DJ(笑)」などと蔑称のムードが一般社会でもインターネットの世界でも蔓延しているように思えますが、私は全然笑えません。
でも無職とかヒモの奏でる音ってイイ音するんですよ!その辺のクズエピソードなら私のお腹の中で寝てるわよ。
現職
望まれて正社員となった今の会社も、最初の印象は「カタい」で、アロハで行ったら役員に「その格好でお客様のとこ行かないでくれよ」と言われたり、短パンで出社したら女子社員に注意されたりと、苦難の連続(www)でした。
長く続くイメージがどうしても持てなかったのですが、もうちょっとで5年になります。
特別ブログに書きたいような不満なども無く、社長が「君の影響で、何もない日はポロシャツと七分丈くらいのパンツで良いかなと思った」と言ってきてゴルフでも行くんですか?みたいな服装で出社されたり笑、こんなクズに影響されるなんてとても柔軟で良い会社だと思います。
主義主張があってラフな服装で出社していたというより、激太りして着れる服がほとんど無くなってしまったというのが本当のところです!(紆余曲折あって去年の100kgから現在の80kgまで痩せられてよかった・・・色々着れる・・・)
tracktop girlとカメラ
ジャージ女子のポートレートサイト「tracktop girl」、始めてから2年ほどは、カメラマンの方に依頼して撮影してもらっていました。
コロナ禍になり、最初は「仕方なく」自分で写真を撮るようになったのですが、ハマりました。嫌いだった街に再び訪れたのも、tracktop girlとカメラを始めたおかげでもあります。
昨年、古波蔵心杏さん
を撮りに沖縄に行ったときに、「やっぱりステーキ」を初めて知りました。その最高の店が東京にも出店!とのことで自転車で駆けつけたんですよね。A1ソース最高。肉も出店しまくったなんちゃらステーキより美味しいと思います。
※思ったより暗くて上手く撮れませんでしたが、溶岩の板2枚並べて無理やり700gのステーキ載せるの最高!
もう寄りつくことは無かったはずの街に、ステーキを食べに自転車で行く日が来るとは思いもしませんでした笑。
再構築
最初は、増上寺や東京タワー
だけ撮るつもりでいたのですが、以前働いていたところの近くも撮ってみました。
「Restructuring」
焦点距離長めのレンズで撮ってみると、広めの車道と歩道のうち車道は画角にも入らず、圧縮効果もあって歩道に多くの要素がギュッと詰まります。
工事現場によってJRの駅名が隠れ、ビル群で空は覆われ・・・というコンクリートジャングル感。工事のメインであるのが「貿易センタービル」というところもポイントです。コロナ禍でも活動しはじめる人々と、需要が高まる一方のUber Eats。工事現場と対角線上にある花壇。
この状況や、自分の人生を踏まえて、ネガティブな「リストラ」だけではない本来的な意味も含む「Restructuring」というタイトルにしました。
きっと、写真のことを勉強するたび、上手くなるたび、このブログのことがまた恥ずかしくなるのだと思いますが、音楽同様、tracktop girl同様、下手だから、アマチュアだから、を乗り越えて、あの日自分はこんなことを考えていた、絶望していた日々と比べたら少し健康的になってたんだな、という記録のためにも残しておきます笑
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