モノを捨てよ世界へ出よう
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最近、
「書を捨てて、町にも出ない」
という寺山修司著のパロディを見て笑った。
ノマドの逆か。
元来自分も行動的とはいえないタチで、
かつては野球、水泳、ラグビーと
体育会系だったのにも関わらず、
音楽を知って一切運動をしなくなり、
ジョギングはおろかそこそこの距離を
歩くのも億劫になっていった。
それが歩くようになると、わかった気でいた
自分の街をより知れるようになり、
その範囲も広がった。
また、営業職に就いてから、都内を中心に
更に色々な場所を回るようになった。
・知識として聞いたことがある
・数回行ったことがある
というのと、大体どこに何があって、
トイレがどこにあって、メシはどんな
感じで、というのを体感して知っているのは
全然違うと思う。その街の文化や機能を
体得するということ。
そして今ではその範囲が広ければ広い方が
素敵で、数が多い方が人生豊かになる、
と自分は思えるようになった。
「知らないことは罪」
「騙される方が悪い」
とまでは言えないしそれぞれ選択の
自由がある。が、海外に対するイメージや
国内でも行ったことが無い場所に対し、
どれくらい生身で真実の情報を知ることが
出来るだろうか。
保守的ならば保守的で構わないし、
一つの土地からあまり動かない
ライフスタイルのこだわりにもそれなりに
説得力はあると思う。が、その場合、
全ては他人のフィルターを何層も通して
初めて知る情報が多いのではないか。
布石を打っていて、確実に信頼できる
筋の情報や資源を遠方から入手可能
だとしても、最後のところのライフラインは
他者に依存しているという意味で変わりはない。
テレビの情報が云々なら、ネットを含む
全てのメディアが2次以下の情報で、
伝わってくる情報が真実かどうかなんて
わかったもんじゃないし、元来人は
自分に都合の良い、自分の主張を底上げ
するような情報を集めがち。
と、ここまで言うと他人を信頼していない
みたいだが、そうではない。逆だ。
家族や友人を守りたいから、世界情勢や
真実を自分の足で知り、成長する必要が
あると思う。
いくら信頼していても、距離に起因する
何かが理由でダメになることなど
往々にしてあるし、対面による情報量に
比べると、全てのコミュニケーションや
通信手段のそれは乏しい。
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書評と言いながら勢いで自分の
考えのようなものを書いたが、
高城剛さんから大きく影響も受けている。
日本が世界からどう思われているか、
どうあるべきか。
一度日本を抜け出して日本を俯瞰する。
旅行ではなくてしばらく滞在してみる。
(しばらく滞在しないと色々わからない)
他の国の政治、文化、生活を体感することで
改めて日本の良さ、悪さを知る。
マス媒体やネットで得ていた情報や
バイアスから離れて、自分だけの
1次情報を持つ。
高城さんの言っているこれらは
いずれも重要であり、なかなか
実践出来ていない自分にとっては
かなり耳が痛い。
高城さんのメルマガと併せてこの本には
具体的にどうすれば良いのかも
かなり書かれている。
親切なのはどうスキルアップすべきかも。
意外と金がかからない方法、かかる方法・・・
何にどれくらいかかるか。
この本で全てが向上するわけじゃないし、
するワケがない。書評でそんなことを
期待して低評価つけるやつは何なの・・・
これが大きな「きっかけ」になるのが
凄いんじゃないか。
あくまで旅行によるものだが、
家族旅行でハワイに行って色々と思った。
また行きたいとも思う一方、芸能人が
良く行くオアフ島のワイキキビーチや
その周りの観光街は、自分にとっては
大した感想が出て来なかった場所。
海も宮古島の方が最高(笑)
一番キツいのは、日本人が多いことで
「安心出来る」という要素、これが
ハワイを楽む内の大きなウェイトを
占める人が多いということだ。
あと単純に、本当に日本人が多過ぎる。
自分が積極的に下手な英語で
店員などに絡んでいくと、カタコトの
日本語で対応されたりね・・・
まあ愛嬌はあるし、これには背景が
あるから仕方ない。
日本人が多いこと自体は悪いことでも
何でもないが、やはり多くの芸能人も
「安心」しに行っているのかなと思うと
何故か寂しくなった。
自分にとっては今では同じ日本語が
通じるとしても、沖縄の離島や
本島の方がよっぽど異国情緒のような
ものを感じられて、しかも感覚が
研ぎ澄まされるような場所だ。
それでいて、何故か癒される。
これは相性の面も大きい。
ただ、ワイキキビーチの中心地から
離れていくと、静かなビーチや
地元民の生活感が伝わってくるような
場所も多々あり、やはりそういった
部分をきちんと見つめたいと思った。
ハワイというと「ノマドライフ」を
書いている本田直之さんが住んでいる
場所でもある。
ノマド本を何冊か紹介する中で
絶対に触れたいと思っていたことを
勢いで書いてしまおう。
ノマド叩き?というものがあるようだが、
何がいけないのだろうと考える。
(俺の場合は無いものねだりも大きいw)
・特権的、再現性がない
・凄い奴じゃないとやっちゃいけない感
・クライアントが迷惑
・(単価の低い)小口労働を寄せ集めただけ
ごく簡単にまとめると批判で良く挙がるのは
これくらいだろうか。
このブログは論破したいとか、
そうでなきゃいけないとかいうものでなく
単に俺がどうしたいかだけのブログで、
あとは読んでくるあなた、仲間のために
何がシェア出来るか、というものなので
批判に対する批判をしたいわけではない。
だが、ノマドに関しては、近いうち
強制的にでもそうならざるを得ないか
多くの人が仕事を奪われることになると
思うので色々と声を大にして言いたい。
・特権的、再現性がない
・凄い奴じゃないとやっちゃいけない
事務所や固定されたインフラを持つ
ことによる固定費は怖いので、超優秀な
ビジネスパーソン以外もノマドの形態を
持って良いのではないか。
たとえそれによる信頼感のダウンが
あっても、頭を下げてでも仕事を
もらえば良いじゃないか。というか、
もうそうなってる。別にノマドが
みんな涼しい顔している必要はない。
・クライアントが迷惑
ノマド的な人に迷惑をかけられた
経験があるのかもしれないが、
そういうノマドに仕事を頼んだあなたも
その程度のレベルだということだ。
ノマド的に飛び回っている人でも
きちんと顧客フォローを出来る人は
確実にいる。
フリーランスでもSOHOでも個人事業でも
優秀な人は沢山いるし、この時代、
案件の単価を下げるだけでなく仕事を
紹介しあえるような提携先リストを
どれだけ豊かに出来るかが重要だ。
・(単価の低い)小口労働を寄せ集めただけ
ここが一番のdisのポイントになっている
気がする。
自分:どこどこの正社員、福利厚生バッチリ
自称ノマド:収入不安定、低単価、福利厚生ナシ
というようなタグを付けて、
優劣でも付けたいのだろうか。
確かに福利厚生や会社の総務機能による
庶務の代行はデカいが、
俺にしてみれば小口労働の寄せ集め、
上等。むしろ言い方を変えたい。
「リスク分散」と。
みんな薄々気づいているだろうが、
週5日以上、長時間拘束されて働いて、
その仕事がトんだらキツい、ということだ。
当たり前だけど。
そしてその可能性はどこにいてもあるし、
現在どんなに安全を保証されている企業でも
そして体力があったとしても、世相を
反映せざるを得なくなり、使えない社員は
切り捨て始めるというようなことも
充分に予想できる。
往々にしてすぐにバイトや短期労働で
食いつなぐなど、身軽には動けないもんだ。
しばらく貯蓄で食いつなごうとしたり。
俺は自分都合で会社をやめてしばらく
雇用保険がおりない中で空気のエグい
ハローワークに何度か通った経験が
あるから、その辺り厳しさも痛感しつつ
無職期間をどう過ごすのがベターかも
わかった気がする。これについては
せっかくなので別途エントリーに起こしたい。
1個1個の単価は低かろうが、「自分の
裁量で」色々と仕事、しかも多くの
取引先を持っていると、どれか1つが
飛んだり失敗してしまっても、他で補える、
ちょっと別ジャンルの仕事に手を出す、
という挽回策があると思う。
尊敬するノマドの方は、そのために、
来たる時のために、「種を蒔いておけ」
と言う。本当にその通りだと思う。
それは心から好きなことで何本か
柱があったら最高だが、もし最初は
そこまで思える「種」でなくとも
散漫にするのではなく、1つ1つを
じっくり育てることが肝要と思う。
ちなみに俺は全然出来てない(笑)
・音楽
・マーケティング
・教育
この柱をきちんと育てたいと思う。
ただやはり、ノマドに対する多くの人の
ネガティブな視線というのは、
変化に対する恐れだったり、現状維持の
ためのブレーキだったり、それが
悪いとは言えない部分もある。
恐れやブレーキは時に障害となるが、
何年も先の生活のことだけでなく
近々の心身の状態を守るための
防護壁でもあるからだ。
俺は自分で自分の壁を破っていく
必要があると思うから、
「無理しないで」「出来るの?」
という言葉よりも
「頑張れ!」「努力が足りない!」
「お前なら出来る!」
という言葉をかけてもらえた方が嬉しい。
(みなさんよろしくお願いします)
根性論、努力ではどうにもならない
パターンもあるが、全ての条件が
同じならば、根性と努力に向かった者
の方が何かを得られる確率は高い。
要は根性と努力のハシゴを登った時に
実はそのハシゴは掛け違えていました、
という悲劇を生まないための地図、
下地が必要だ。
それは何か。それが勉強であり
マインドセットであり、より1次情報に
近づくということなのではないか。
今は金を工面してでも学び、国内でも
未知の土地・海外に行きたいと思う。
それを悠々と出来るようになる。
音楽も、マーケティングも、教育も、
多くの国が日本より進んでいるなと、
2次情報の時点ですら思えることが
多い。これが自分を奮起させている。
真実は全然そうじゃなかったら?
その時は日本で学び実践すれば良い。
そしてこれらを統合させたビジネスを、
ノマド的に展開出来たらどんなに
面白いだろうと思う。
まあそんなに自由にふらふら色んな国に
好きなだけ行く、みたいなことは
出来るかわからないし、その必要も
無くなるかもしれないけどね。
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それでは・・・
Beat your cajon!
※「Beat your cajon(カホン)!」とは・・・
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具体的方法も書かれていて
刺激になる本ですよね。
私も世界に出たいです。