アイドルのツイッターについて考えてたら表ができた

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またツイッター上で「フォロワーが増えない」、「自撮りに数千いいね!とかついたら気持ち良いんだろうな・・・」などの書き込みを見て悲しくなってしまい、気付いたら表を作っていました。
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人間は、アイドルとおじさん、面白いか面白くないかに大体分けて考えることができる。申し訳ないが、フォロワー数やSNS上での振る舞いに悩んでいる人というのは、「面白くない」に含まれる。俺の中で「面白い人」、というのはそういうステージに居ない。ツイッター?あ、これ便利だね。たのしー!なんだか仕事にも繋がるし友達も増えたんだけど!みたいな。(実際には可視化されたSNS以外で相応のことをしているのがほとんど)。本当にそういう人はいる、だが私達には所詮縁のない話。
大多数である存在、面白くないのに目立ちたい人はどうすれば良いか。
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たまに面白くないけど少し変なおじさんが、アイドルとの同質化願望を自分の中に留めておけなくなって奇行に走るケースがあるが、それもいずれ死ぬので放置しておきましょう。
なんだよ、結局は「努力」かよ、と。使い古された言葉ですみません。でも、それしかない。俺が嫌いな解釈の1つに
「努力は必ず報われる、って報われた側の人間の話だろ。そうじゃなかったらどうすんだ」
というのがあるんだが、そんなのは他人からしたらどうでも良いことで責任までは取れない。努力の方向性が違ったら、登っていた山を間違えていたら、ハシゴを掛け違えていたら、それはまた違う山に登るか、リスクを承知で隣りのハシゴに飛び移るしかないでしょう。この辺りを語っていても仕方ないので、具体的に何をすれば良いのか。
その前に、悲しくて悲しくて看過できない「いずれ死ぬ」枠、面白くないおじさん代表として、そちらを掘り下げる。
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面白くないおじさんグループも、掘り下げるとまた1つのマトリックスができる。
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おじさんって言ってもお前20代でなに言ってんだよ、30代前半でなに言ってんだよ、という。縦軸は、いくら面白くない、取り柄がない、と言っても何かあるでしょう、という。「何か」、というのは大きく人を傷つけたりはせずそこそこ真面目に働いてる、とかでも充分取り柄たるし、他人から見て深かろうが浅かろうが趣味と呼べるものがあればそれも「何か」と言える。
大体32、3歳くらいまでは重罪の前科でもない限りは何とかなるというのがアラフォーの見解で、それ以降は「無」の状態から何かを為そうと思って出来ちゃう人もいるけどそれはスーパーマンで、普通の人間には急激に難しくなってくるというのがある。基本的には誰もおじさんに興味が無いし、おじさんは褒められないと死んじゃう。
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面白くないおじさんはとにかく時間に追われている。日々、孤独死の恐怖に追われている。そして自らをおじさんおじさんと言いながらも本当のところは「時間ならたっぷりある」と思っている若者だって、いずれおじさんになるんだぞ!20代前半で予想だにしない生え際の後退が始まったら?学生時代はいくらラーメン二郎を食っても太らなかったのに急激に太りだしたら?腰が痛くなったら?オールするのがキツくなったら?備えとけ!
若い奴がどうなったってどうでも良いと思ってたけど、慕ってくれるDJやお客さんがいたりすると、やっぱり彼らの人生が良いものになって欲しいというような、妙な老婆心が芽生えたりするもので。どう転んだって運の要素があるのは仕方ない、でもアンコントローラブルな部分に囚われ続けるのもアホらしい、「何もない」に近い存在だったとしても「何かある」もしくは今ある程度健康に生きられているだけでも幸せだと思うようになって欲しい。
ツイッターのフォロワーが多い人の特徴として
・元々広く顔が知られている人だった
・ツイッター(SNS)以外で何かやってる、情報発信してる
・ツイートが異常に面白い
・よくわからないが何かに対して執着している
・何もないけどとにかく目立ちたい
こういうのがある。これらの複数組み合わせだったり。「面白い人」グループもツイッターをやる前から大概これらの複数を持っていたり、成長して手に入れている。
面白くない我々はどうすれば良いのか。
・ツイッター(SNS)以外で何かやってる、情報発信してる
・よくわからないが何かに対して執着している
これしかない。ツイッターで面白いことが言えない、フォロワーが増えないのに、そのネガティブなことにばかり注目したり、他人のツイートをパクって遊んでいるうちに本当にわからなくなって「もしかして自分、面白い?」などと錯覚してしまうようになっては悲しきモンスター。
「うわー こいつ謎なキャラ作ってんなー」というようなことが良くあるだろう、でもそのリスクを背負うのは本人であるし、例えばそれでコアなファンが数十人から数百人ついたらどうだろう。そのコアな数十人に対して商売をすることで長くメシを食っている人もいる。むしろ時代はそっちにシフトしてきているような気さえする。
満たされない承認欲求を少しでも満たしたい族、かつ面白くないグループ。そして人脈や金、才能、など何も持たない、厄介な人間は、小さくても評価されなくても自分自身がメディア、何らかの芸事や情報の発信基地になるしかない。他人の多くから見るとよくわからない何かかもしれなくても、続ける。それは、ニッチであればニッチであるほど良い。情報が流れて行ってしまいその流速の速いツイッターなどではない。自分のホームページ、ブログ、Youtube、紙、オフライン活動などの何らか。「自分の情報なんて誰にも刺さらない」それは半分正解で半分不正解。なかなか「この人に届いて欲しい」というところには届かない一方で、全く想定外の人がその情報に触れるということが大いにしてある。知人に
「乃木坂のことしかつぶやいてない」
「心配」
と言われる俺だって、以下のような記事に出現し、
産経ニュース
【話題の写真集】乃木坂46の写真集が大ヒットするワケ 白石麻衣さんは異例の20万部超 衛藤美彩さん早くも10万部
KAI-YOU
乃木坂46 白石麻衣の写真集『パスポート』の意味 36歳DJが5000字レビュー
ちょっと普通のDJには起きなさそうなことがこの身に起きてる。ネタそのものは乃木坂という超ビッグネームなネタでありながら、例えば自らもアナログレコードをリリースしながら、DJをやり、「多すぎる」と言われるツイート数のほとんどを乃木坂が占める、または握手会のことや推しメンの活躍を泣きながらわざわざブログで長文に起こす、などをしている人はそんなに沢山はいないのではないか。
「それをやっているのは世界ではただ私だけ」
というのは色々なモノ・情報のパーツが出尽くした現代、この世の中では相当難しく、そんなことが出来るのはそれこそ「面白い人」である。
自分の例は、面白くない人間ならではの組み合わせの妙であり、執着し続けている何かが形になったもの。こんなブログ誰も読んでねーよと黒歴史そのものを全部消そうと思ったときに、「その黒歴史が良いんじゃねーか、ガハハ」と友人に言われて、自分はまだまだ恥を晒してナンボのもんじゃいと正々堂々と生きることが出来ていないなと痛感。もちろん何らかの恥の感覚が自分から完全に無くなったら、それはそれで開き直りが過ぎていて「面白くない人」から「もっと面白くない感じ悪い人」になってしまうだろう。
ツイッターを宣伝のためだけに使うことには大きな疑問がある。というか、そういう人のことは良くわからない。俺の中では「すぐ流れて行って忘れ去られてしまうもの」だからだ。だからこそ、ツイッターを有効活用出来ていない人間、面白くない人間こそ、他の何かに注力し、それを中継する役目がツイッター、というような使い方ではどうだろう。でも、やるからにはそこに人となりが現れていなければそれは無味乾燥としたものになり、
「宣伝用アカウントですね」
と思われる。かと言って、「真夏の全国ツアーチケット全落、今から死にます」「中田花奈さん、肉肉しい肉はダメでもひき肉はOKだからギリギリ結婚可能」などと執拗に書き込んでいては恐ろしい勢いでフォロワーが減る(誰のことだろう)。そのあたりの温度感や自分の目指すべきグルーヴは身を削りながら覚えてゆくしかない。
お気付きの方もいるだろうが、面白くないおじさんとしての自慰や、そうならないための若者への警鐘としてここまで書いてきたことは、SNSのことで悩むアイドルさんにもある程度そのまま当てはめることが出来る。
その前にさ、「うちはSNSやりません」と言いながら755をやり、特に認知のある若者(イケメン)向けにレス返してるという噂がはびこるあのグループは何なんだよ!おじさん達は泣いてるよ!そんな中、オタクが何を書き込んでも
「写真集買ってください(山のマーク)」
と全てにリプライしてたあの子は本当に信頼できるな・・・ツイッターの写真集宣伝アカウントでも超多忙の中つぶやく内容をスタッフに伝えてオタクを喜ばせてたあの子も信頼できるな・・・
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「努力」と一言で言ってしまうとそれはただの言葉だが、その裏には、多くの試行錯誤、つまり実際の行動、失敗、軌道修正、ゼロベースからの考え直しなどが含まれる。おじさんも、Pork、Double、Calame、Abura、のPDCAサイクルを日々回しています。(本当はPlan、Do、Check、Action)
ブログやモバメ(メールサービス)を一生懸命書き続けることによりファンの心を掴んでグループ内の人気上位に食い込んだ人、Youtubeでコスメなどの情報を発信し続けて這い上がった人、運営に不遇な扱いをされてもファン第一の精神でとにかく握手会で頑張り続けることによって数年後にはグループを牽引する存在にまでなる人、そういう人は不思議なことにツイッターでも評判が評判を呼び人気者が更に人気者になる。
そんな人は居ないだろうけど、万が一、ここまで読んでいる奇特なアイドルさんがいらっしゃるならば、そのお客さんであるおじさんは、純粋にただあなたの現場を楽しみつつも、こんなことを考えている場合もある、ということを前提に活動していただけると、おじさんの満足度を高め、もしかしたらご自分のやり方にもプラスになる可能性があるかもしれません。

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