このグループを好きにならなければ、今回京都で涙ながらに苦しみや喜びを分かち合って友と飲むこともなかったし、BUBBLE-Bさんのトークイベントで笑ったりそこでスズキナオさんの話にまさかの涙をしたりすることもなかった。勢いで大阪にも行ける!となってオオノ屋さんにお邪魔することもなかった。そもそも率先して旅行をしようと思うような人間では無かったので、あっちこっちに連れて行ってくれる乃木坂46を好きになってやはり良かった。
2017年11月の頭、元々DJの予定と握手会の予定を重ねることに成功しており、京都行きを決めていた。後から、「伊藤万理華の脳内博覧会 in 北野天満宮」が決まって、京都の観光名所に疎い俺でもその名は知っている「北野天満宮」で!!??凄すぎる、しかも握手会とセットで行けるじゃんということで俄然盛り上がった。(結局直前で自分のDJの予定は無くなったが笑、夜はBUBBLE-Bさんスマシガオさんのイベントで最高に楽しめたので問題ナシ)
自分のプランの甘さで、数量限定の手ぬぐいをゲット出来ず、なんと握手会に遅刻しそうになるもあたたかさに触れ(詳細は伏せる)予定していた中田さんとかりんちゃんとの握手を済ませ、 北野天満宮 → 握手会会場 → 北野天満宮 という謎ルートを辿った。京都の人の多さからなるヤバさ、どんどん増してく~。一部オタクの間でも噂になっている映像の「トイ」「はじまりか、」、共に本当に大変素晴らしい作品だった。パーフェクト。めちゃ号泣した。他の展示は思ったよりあっさりしていたけど良かった。
舞台「すべての犬は天国へ行く」を共に闘ったメンバー、通称「犬メン」の写真も人目もはばからず泣いた。犬メンの絆の強さは良く色んな人の語り草になっているけど、伊藤万理華にとっても犬メンが特別であることが嬉しい。ファッション、メイクの伊藤万理華感、写真の枚数の多さ、メンバーの豊か過ぎる表情。特に泣いてるさゆにゃんが最強に可愛くて12分くらい眺めてた。
渋谷での展示が超選民イベントで当然のように落選して絶望していた気持ちは晴れた。「伊藤万理華 is 凄い」これが今までも、これからも証明され続けてゆくだけ。こんなに祝福されて、最高の形で卒業、しかもファンさえやる気があれば彼女の置き土産である個展に何度だって足を運ぶことができる。
大好きなグループの子が卒業発表して、刻一刻と最後の日が近づくと、いつも「え?こちらはこのまま何も出来ないままで終わるの?」となる。運良くスケジュール的に全国握手会などが行われるタイミングであれば朝イチで並びさえすれば確実に握手することは出来る。個別握手会は何ヶ月も前から当選していなければならないし、ライブもあるかもわからない。そう、別れはいつも残酷だ。
伊藤万理華の脳内博覧会 in 北野天満宮に行けて、ドームも初日だけだけど行けたんだから、それで納得しよう、いい加減、橋本奈々未さんの「ないものねだり」を受け入れよう、と自分に言い聞かせていた。そういう意味でも、運営は、伊藤万理華は形で示してくれたじゃないかと。しかし
はじまりか、 – 伊藤万理華の脳内博覧会 in 北野天満宮 – Do the Right Thing
https://braineclips22.hatenablog.com/entry/2017/11/21/195710
この方のブログを読んで、ちょっと待てよ、やっぱ無理、という気持ちが高まってしまい、もう1度京都に行こうという思考に至った。卒業という事態に「食らってる」感覚と感動がゴチャゴチャになっているし、勿論それを多くの人がわかっていながら時に利用しながらコンテンツや感情を共有している状態ではあるけど、好きな映画を2回3回観に行くように、1度ではわからなかったことの検証、一方で一期一会を大切にしてきちんとアウトプットできる人へのリスペクトや嫉妬、そういったものも膨れていって。
呆れられたり、急に呼び出すなよ!と言われたりしたけど、それでも人が会ってくれたり、行けば行ったで誰か知り合いが関西で当たり前のように何らか催していてそれにお邪魔できるのは、こんな人生でも完全に間違いというワケでもなかったのかなという気に少しだけなれる。もう1度、「トイ」「はじまりか、」を観たい。犬メンの展示他を観たい。京都の紅葉が観たい、その想いだけで新幹線に飛び乗ったけど、俺の人生もそんなに悪くなくないですか?
結果、「トイ」「はじまりか、」を観ても、犬メンの写真を観ても、衣装や私物の展示を観ても、前回と同じようにただただ涙が止まらないだけだった。でも、前回よりも、ありがとう、このグループを、伊藤万理華を好きで良かった、という気持ちが更に前に出たような気がする。やっぱり簡単には気持ちの整理はつかない。
伊藤万理華の存在(そして井上小百合を)強烈に意識するようになったのは、アンダーライブの時だった。「ダンスが凄い子」だった。ハロプロのファンクラブ会員だったこともあるし、今だって好きっちゃ好きなので、それを基準にするとやっぱり乃木坂は・・・となるのは仕方ない。数年前となると尚更だ、数年前を思うと今は本当に良く頑張ってると思う。そんな中でも伊藤万理華の動きのしなやかさは素人目に見ても「他と違う」ということがわかるし、それでいて自己主張だけが激しいタイプでもない。いつ見ても本当に美しいなって思う。(中田さんのダンスも素敵だよね!)
インフルエンサーのMVが出た時、中田さんが選抜に入ったことが嬉しすぎて俺の中で毎日がお祭り騒ぎだったことはさておき、2コーラス目で伊藤万理華がフィーチュアされていることが心底嬉しくてブチあがった。ようやくそういうことしてくれるようになったのね、とも思った。でも結局Youtubeのフルサイズは下げて1コーラスのやつにしたのは最悪。(2Bの中田さんもいる壁チームのダンスは乃木坂史上最高と言っても良いよね!)
伊藤万理華といえば個別PV!!!DVD付きCDに入っている個別PV、正直素材の良さ(可愛さ)にかまけて企画力ゼロだろ!とかそういうのもメンバーによっては結構ある気がするんだが、伊藤万理華は一切ハズレ無し。というかハズレどころか全部超絶良い。置きに行ってるのもなくて攻めてて。
1ヶ月の間に2回も京都に行こうと思った主目的でもある「トイ」「はじまりか、」2つの映像はそんな関わる作家陣やスタッフを本気にさせる伊藤万理華という存在の集大成だったように思う。「トイ」は彼女の光も闇も含めたまさに全存在とこれからについて、だからインスパイアやその他の引用めいた部分、演出など少し複雑で短い時間の中でも情報量が多い。「はじまりか、」は乃木坂46というアイドルグループで期待された役割と葛藤をアイドルらしく、個別PVのファイナルミッションのように。
はじまりか、
15の時に乃木坂の オーディションを受けた
まさかの合格!?ハッピー!も束の間
選抜発表で名前は 呼ばれなかった
どうしたらいい?何が足りない?
焦りは空回り まわりまわりぐるぐる巡り
誰かが付けた順番に 泣いて眠れない夜もあった
周りを見ればみんなキラキラ 羨ましいないいないいな
でも違うんだ それはあの子だから出来ること
私にはできない ひとりひとりの眩しい輝き
ようやく認めた時に 何かが開けた!
自信なんて無い 不安定な歌声
何でアイドルに?アイドルになったのか?
ずっとずっと コンプレックスだった
でも「味、味」って あなたが言ってくれたから
あなたがあの日 言ってくれたから!
ファッションも趣味も全然 アイドルぽくなくて
こんな変な私だけど 見つけてくれてありがとう
どうして私を選んだの?
どこから巡って辿り着いたの?
どうしてそんなに優しく笑ってくれるの?
あの時あなたが手を 差し伸べてくれた
あなたの言葉にたくさん 支えられてきた
見ていてくれた
ブログ読んでくれた
コメントくれた
声援くれた
まりっかタオル
緑と紫のサイリウム
ありがとうありがとう 全部全部ありがとう
会いに来て手を繋いでくれて ありがとう
ここじゃなきゃ出会えなかった 大好きな大好きな大好きなメンバー
みんなすごくない?最高じゃない?
私ここにいて いれて本当によかった
1,2,3,4,5,6年
私の誇り私の青春 一生の宝物
前から3列目のだいたい端っこ
真ん中にはなれなかったけど ここが私らしいかなって
目の前と左に広がる みんなを景色を輝きを
ファンのみんなの声を ずっとずっと忘れない
忘れないから!
苔とか石とか鉱物とか アイドルぽくなくて
こんな変な私だけど 見つけてくれてありがとう
どうして私を選んだの?
どこから巡って辿り着いたの?
どうしてそんなに優しく笑ってくれるの?
あの時あなたが手を 差し伸べてくれた
あなたの言葉にたくさん 支えられてきた
見ていてくれた
ブログ読んでくれた
コメントくれた
声援くれた
まりっかコール
緑と紫のサイリウム
星みたいですごく綺麗だった
広い宇宙にあなたと私
ここで出会えた奇跡に ありがとう
もっと話したい まだまだ足りない
離れるのは寂しいけど 違う私も見てほしい
良かったらもし良かったら 一緒に来ませんか?
あなたの未来と 私の未来
どこかでまた交わることができたらいいな
新しい私 これからのタワシ、ってタワシ!?
進もう一歩一歩
迷いながらでもいいから
悩んだり森を迷ったり
定期とケーキを間違えたり(べちゃ)
シロクマになったり
アン・ドゥ・トロワ!!で髪を切ったり
でもすぐ伸びたり
たまに「まいっか」って言いながら
一歩一歩一歩 未来はたった一歩先
ありがとうありがとう あなたと会えてありがとう
一歩一歩一歩 未来はたった一歩先
ここからここから 私が始まる
一歩一歩一歩 未来はたった一歩先
ありがとうありがとう 全部全部ありがとう
一歩一歩一歩 未来はたった一歩先
ここからここから 私が始まる
ここからここからここから
「はじまりか、」
・・・「ここじゃなきゃ出会えなかった 大好きな大好きな大好きなメンバー
みんなすごくない?最高じゃない?」
のときのコミカルな動き、面白いのにメチャ泣けたわ。4回も、5回も観たい。脳に全てを焼き付けたい。でも沢山の人が観たくてやってくるし、夜はBUBBLE-Bさんのイベントがあるから俺にもケツはある。
新幹線で東京駅に帰ってきて、無理になって、千代田線に乗った。はじまりか、ロードを辿った。
努力、感謝、笑顔、うちらは乃木坂上り坂、
サヨナラ、さようなら、さようなら
また乃木坂で会いましょう
大好きだよ
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