BUBBLE-B先輩をパクって名刺を作った

BUBBLE-B先輩をパクって名刺を作った

【必読】BUBBLE-Bさんのブログ

名前を出すのもおこがましいが、先日BUBBLE-Bさんのブログ

名刺を作って思った、「伝わる vs 伝わらない」

を読み、非常に感銘を受けた。とにかくまずは上記のバボさんのブログを読んでいただきたいのと、バボさんのブログ以上に有益な情報が俺から出ることは無いのだが、トーニャハーディングとしてのSNSを全て終了してしまった以上は140文字を超え狭い画面には収まりきらない雑念をもって「名刺を作りました」ということをここに記したい。名刺を作ったのだ。

トーニャハーディングとは

DJを沢山やらせてもらったり、レコードをリリースしたり、大人数のバンドをやりつつ、メジャーアイドルが好きだったり地下現場にも顔を出したり、無職だったり、怪しいSEO会社で働いたりしていたころは、どれもバボさんの活動ほどの本格さは無く全てインチキ臭いものばかりとはいえ

「で、何をしてる人なんですか?」

と良く言われた。もちろん嘲笑の成分が9割6分ぐらいで。

社会不適合者

この先、日本でも1本の仕事(契約)は月30万も40万も稼げずとも何本かを掛け持ちする、3ヶ月や年単位などの従来の概念に縛られた契約ではなくプロジェクト単位であったり数時間から数日単位の仕事を複数組み合わせてこなすような、ポジティブネガティブ関係なくそれが当たり前になるような気がする。

その中でかける労力の割に直接の金額的な収入には繋がりにくいものがあっても特に異常なこととは見做されないのが当然な世の中にもなるだろう。しかし現在までは違う。価値売りでも時間売りでも良いから「誰から見てもわかりやすいように働き続けろ」という社会通念が支配的だ。20代後半辺りになっても金にならないことに情熱を注いでいる人間は異常者なのだ。

俺からしたらそんな異常者の中のごく一部からしか新しかったり面白いものは生み出されないものだと思うが、そのごく一部の勝ち組以外は無価値どころかマイナス、社会不適合者。チャレンジはリスク。

何でも出来るスーパーマンはさておき、肩書きが単純明快であり、収入や精神が安定し、それ以外は慎ましやかであることが歓迎される。安定だと思っていることが実は幻想で単にそれまで運が良かっただけという罠があることはさておき、安定を好み己はリスクを負わないような人間がリスクを負う人間を低く見るのは良くある風景だ。

2番のサビは何年経っても何度聴いても泣ける。

腐り

たかだか名刺を作ったぐらいでこんな腐敗臭グルーヴのブログを書くことになるとは思ってもみなかったが、心のどこかに、ただ単に自分がやっていることを楽しみきるだけではなく嘲笑してきた人間たちをいつか見返してやろうというような部分があるに違いない。

多才な人とは違ってどれもこれも人の心に響かせ続けられることが出来ないのに捨てきれず多くに手を出し、いずれも中途半端になる己こそがマズいというのは自覚しているものの。

一応、ここ数年は週に5日間は働きそれなりの規模のプロジェクトに関わってもいるが依然バイト感覚は強い。「与えられた」仕事について真の主体性を持てていないのだろう(それは必ずしも悪いことではない、全員がリーダーだとおかしなことになる)。

2018年の後半辺りから、人生終わったな、何をやってもダメなんだ、とネットに書きまくっているのが遅まきながら急に恥ずかしくなり(というか臨界点に達したのかもしれない)、やめることにした。

しかしSNSで膨らませたトーニャハーディングという化け物は非常に厄介でつい何かあるとその不幸を誰かにかまって欲しくてスベりピエロと化してしまう。それこそ1円にもならないのに。我慢なんて出来ないのだからアカウントを消すしかない。

また、自分が目立って腐ることは、tracktop girl(主催している、ジャージ姿の女性の写真サイト)や音楽で関わる方々に直接的ではなくとも間接的に迷惑を掛ける。彼らは何らかの楽しさや価値を見出して自分と付き合ってくれているのに、「こんな腐っている人間と関わると不幸が感染しますよ」という感じになってしまう。

まあ腐らないのは無理だから、このブログとか、鳥貴族の独り席でやってれば良い。日に何度も人目につくところで垂れ流すのをやめるだけでも随分と違うだろう。

名刺

2018年はtracktop girlsたちに、カメラマンたちに、関わる人々に、ヘア担当のあんもに、随分と助けられた。関わって良かったと思っていただけるように、tracktop girlをもっと良い、面白いメディアにしたい。

オフラインでも少しでも知ってもらえるように名刺を作ろう作ろうとは思っていたものの、「俺なんかが名刺を作っても・・・」という思いがずっと邪魔していた。まず人に会わないからね笑。でもバボさんのブログを読んで背中を押された。良いブログは人を行動させる。

tracktop girl

名刺

サイトも良くしてかなきゃだし、デザインもっと勉強しなきゃな笑。でもとりあえずの名刺としてはヨシとしよう。作ったところがバボさんと同じビスタプリントなのも笑った。ネットで発注してすぐ届く系のやつで安くて最大手みたいな感じなのでそれほど驚くことではないけど、このサンプル画像みたいなのを見て笑った。

光沢仕上げのオプションを付けたのだけど、正直、もう少し発色良くキメも細かい出力なら嬉しいとは思った。次回はもう少しお金かけても良いからせっかく素敵なtracktop girlsたちを、ロゴを、美しく印刷したい。おっさんはどうでも良いので。

誰に営業したいとか自分が成功するためだとかはどうでも良いけど、tracktop girlは写真集を作ったり写真展をしなきゃいけないから、なんかこう、名刺を渡せる人には渡してゆこう(元営業マンの文章とは思えない)。名刺を作ったのだ。

おまけ

最近ちょっと嬉しいことがあった。無知でライナーノーツとかあんまり読まない人間なのでコステロがオリジナルだとばかり思っていた大好きなこの曲のオリジナルを知って嬉しくて親父に聴かせたら母親も一緒になって喜んでくれた。

サビのコーラス、進行、それらも最高だし、歌詞に今までにないくらいグッと来てしまう。

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