山田ワープと一緒にこの曲のカバーをさせてもらった自分たちの動画を貼る勇気が無くて貼れなかった。
去年山田が死んで、それから良くないことばかり起きているように思えてしまう。
誰かがポジティブな声を掛けてくれても、良い仕事を与えてもらえても、いま繁華街でマスクを付けた多くの人がひしめき合っている姿を見たり、訃報に触れたり、それだけで自分に向けられた善意まで大変失礼なことに黒く染まってしまう時がある。
SNSを辞めたのは、己を正義だと信じてやまない人たちの書き込みを見るのが辛くなったり、知り合いからの叱責、書き込みの削除要請など色んなことが積み重なったのが原因だったけど、あの時も、それまでSNSからの恩恵だって存分に受けていたはずなのに、「ここに居てはいけない」と考えてしまった。
今でも直接連絡をくれたり、誘ってくれたりする人のためにも、沈んでばかりはいられない。自分と同じように、起きた素晴らしいことではなく、少しの悪いことに意識の多く、時間の多くを取られてしまう人がこの世界にはきっと沢山いる。でも、ほんのわずかでも良いこと、例えば長く降り続いた雨が上がって日の光を浴びられることなんかも大切に、愛してあげたい。
こういう状況でしばらく開催が出来ないでいる山田の祭も、必ずやろう、とプレステージ加藤と連絡を取り合った。
