ウェザーニュースキャスター檜山沙耶さんのフォトエッセイ、「ブルーモーメント」を読みました。素晴らしかったです。ワニブックス社は早急に英訳版もリリースすべきです。
運良く稀に拝見できる生放送、また切り抜き動画などで檜山沙耶さんの魅力に撃ち抜かれ・・・このブログでも色々と書いてきました。
2015年以来、「恋」というものを抱いていないような気がします。「推す」のとは明確に違った感覚。しかしブルーモーメントを読んで、「”恋”に近いな」と思った、41歳独身、冬。丸6年ですから、これはもう初恋です。
信頼残高
信頼について話されているものの、「信頼残高」なんていういかにもなビジネス書用語を使ってなくて素晴らしいです。
「信頼残高を貯めなくては」なんて言ってる奴はそもそもが残念過ぎるほど打算的でクソだと私は思っています。
そういった記号的なものや麻疹的な感情に振り回されず、ご自身の言動で全方位的に、地に足つけて信頼を築いてらっしゃる檜山沙耶さん改めてリスペクトです。
文字だけでは伝わりづらい
こと気象や緊急情報について「文字だけでは伝わりづらい」とし、伝達手段やご自身の可能性を思索されている。私が仕事で携わっているウェブサイトも同じです。
デザインだけ、テキストだけ、写真だけではそれぞれ成り立たず、共感するところと、檜山沙耶さんのように伝える者としての自覚や責任を強めなくてはな、と学びを得ました。
若者のすべて
この曲について触れられていて、感涙。私より一回り以上下の世代にもフジファブリックの素晴らしさが伝わっていることに感動を覚えました。
この曲だけでなく、フジファブリックについてのことを見聞きすれば、同い年である志村くんのことを私は常にセットで想います。
言の葉の庭
最近の新海アニメには全くついてゆけなくなり、「君の名は。」唯一の泣きポイントが「言の葉の庭」キャラクターがリフレインしたことくらいです。しかしそれだけ当時の「言の葉の庭」には心臓を掴まれるものがありました。
このアニメを檜山沙耶さんが好きで良かった。ブルーモーメントを読み終えたあと、言の葉の庭のラストシーンを見返しました。雨と、大江千里の最高楽曲「Rain」を汚すことなく最高なカバーで新鮮さをも加えた秦基博。
主人公たちには色々な難しさやすれ違いもあるけれど、心を通わせることが出来て良かったというカタルシス、最高の演出、最高の楽曲。
「言の葉の庭」が上映されていた頃、空のアポイントで仕事をサボるなんてことが私にもありました。新宿に用事を作っては仕事の時間よりも長く新宿御苑に滞在していたなんてこともありました。このアニメに心かき乱されないわけがありません。
あの頃よりは随分と心身ともに健康になったいまも、たまに新宿御苑を訪れます。もう年パス買っちゃおうかな。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
檜山沙耶さんに教えてもらわなければ、アニメ史に名を残すこと間違いないこの作品を知ることはありませんでした。何度も劇場に足を運び、後追いでアニメ版を観て、また映画館に行く。
この作品のおかげで、死んでしまった友人がなぜ京アニに熱狂的だったのかを後追いでも想像することが出来ましたし、アニメに「美しさ」を見出す、人を信じてみたい、愛してみたい、となることが出来ました。
駒木結衣さんとの2ショット
同期キャスター、檜山沙耶さんと駒木結衣さんの火力高めのイチャつき対談を〆る、2ショット写真がヤバ過ぎました。禁忌をおかして無断転載したいぐらいです。どんな構図かは教えません。まだなのであれば、書籍を買うのです。買え(豹変)。
リアルに凄く仲の良いお2人だと思うのですが、その2ショットにはパッと見の美しさだけでなく、なんとなく緊張感もあるのです。観る者に想像させ、時に緊張させる。これが「美」か。
乃木坂46を好きだというと相手の顔が歪む
最後に。書籍のなかで触れられてはいなかったと記憶していますが、極めつけは「檜山沙耶さんが乃木坂46を好きである」ということです。ウェザーニュース放送のなかで折に触れて乃木坂46の名を出され、乃木坂愛が伝わってきます。
この10年、乃木坂46を好きだというと、相手の顔が歪むばかりでした。その歪み具合はオーバードライブからメタルゾーンまで様々ですが、わずかな歪みやグリッチも私は見逃しません。いくら「推」と「恋」が違うと説明し体現してもバカには一切理解できないのです。
沖縄に行った際に1人でミュージックビデオの茶色い海の聖地巡礼を行った身としては、「裸足でSummer」を檜山沙耶さんがとある日のテーマソングに挙げてくださったこと、また、橋本奈々未さんのソロ曲「ないものねだり」大ファンとしてはこの曲に触れていただいたこと、もうそれだけで充分です。大好きです。そんな女この人生で全く出会いませんでした。
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