御礼
CLUB de JPOP feat. AKIO KUMAGAI “SWEET SEA LOVE” RELEASE TOUR @CLUB MOVE、ありがとうございます!
AKIO KUMAGAI “SWEET SEA LOVE”@滋賀CLUB MOVE
ノンケであることをとてつもなく惜しまれ、嫁にすら「……本当にホモじゃないの?」とまで言われたガチムチイケ筋の星ことアキオクマガイのデビュー曲!作詞を担当させていただきました!
「握ってくれるかい?」
今後あなたの街にも行くかも!? pic.twitter.com/wY6gkRCg5c
— 掟ポルシェ (@okiteporsche) January 13, 2025
CLUB de JPOPはじめDJのみなさんのJPOP愛+しっかりと低音を鳴らす心意気にも溢れるプレイ、真の“楽曲派”掟さんのパフォーマンス、VJさん、MOVEのみなさん、(そして打ち上げ会場の店員さん)すべてが最高でした。
スマシガオさんのブログに大量の写真があります!カメラマンさん方、素敵な写真を沢山ありがとうございます!
お疲れ様でした!CLUB de JPOP feat. AKIO KUMAGAI “SWEET SEA LOVE” RELEASE TOUR @CLUB MOVE
和製VIKTER DUPLAIX、AKIO KUMAGAI
AKIO KUMAGAIさんがハウスマナーで丁寧にJPOPを紡ぎつつオリジナル曲「SWEET SEA LOVE」に繋いだとき、METAMORPHOSE 2004でVIKTER DUPLAIX(ヴィクターデュプレー)を初めて観たことを思い出しました。余談ですが私はフェスそのものに慣れておらず、会社終わりで手ぶらなのを車で後輩に拉致られて現地で凍死しかけたのを覚えています。
VIKTERはディープハウスやトライバルなトラックをスムーズに繋いで、ごく自然に美声をもってして歌い出しました。
当時は申し訳ないとのようなJPOPイベントの先駆けも体感していなかったし、今のようにカラオケノリが許される瞬間があってDJがマイクを使ったりお客さんがみんなで歌い出すみたいなこともあまり無かったと思うので(各ジャンルでピークを迎えてシンガロング、とかは国内外問わずあったと思います)、DJとして流れが良い、自作曲をかけてしっかり歌う、そして曲もパフォーマンスもとても良い、ということにとても驚きました。
その影響もあって、ハウスミュージックを軸にアイドル曲やJPOPを混ぜて時に歌ったり、ということを自分もやり始めたのですが、勢いや面白さ優先で真剣さが足りなかったのか、普通に受け入れられて自分の影響でそれが日本でも広まってゆく、ということは当時は無かったと思います。
時を経て現在、DJ中にマイクで喋ったり歌うことは全く珍しいことではなくなりました。
それでも、DJであり、ライブである、しかもオリジナル曲であり、渋い、という組み合わせで見てみると、AKIO KUMAGAIをVIKTER DUPLAIXに重ねてしまいますし、今回我々リハビリテーションにオーダーいただいた内容や嗜好も遠からずだったのかと振り返ります。
リハビリテーションライブ振り返り(全曲解説)
YouTubeにノンストップ40分ライブの動画をフル尺でアップしております。長いですが作業用BGMにもなるかと思いますしぜひご覧ください。
スマシガオさんを中心に滋賀のCLUB MOVEで続けられているDJイベント「CLUB de JPOP」がベースになっているということもあり、ライブ中に音の流れを止めずにやって欲しいというリクエストがありました。
我々のライブは基本的には2人の弾き語りで、ごくたまにバンド編成です。トーニャハーディング時代を振り返ってみてもクラブでライブをやった回数はそこまで多くなく、DJプレイを軸にして歌や楽器を挟むということの方が多いです。
ライブとなると1曲1曲に始まりと終わりがあるし、40分生演奏のみのメドレーというのもツラい。ライブの依頼なのにDJがベースになってしまうというのも・・・
今回は単なるカラオケ的なライブではなく、しっかり楽器の音も出して「ライブ」感を出したい、それでいてオーダーにあるように音の流れを止めない。これら条件を満たすということで、インタールード含めて各楽曲を繋いでおき、その上に歌と楽器を載せよう、という方向性にしました。
また、歌のパートや一部オケを抜く、曲の頭とお尻を変更するなど既成曲を編集したうえで全体の構成を作りました。
当日はサブミキサーを持参し、そこにマイク2本とキーボード、ギターの音を入力。こちらをまとめてDJミキサーのチャンネルの1つから出す。オケはDJミキサーのチャンネルの1つから出す、という出力方法です。ミックスのバランスを細かく調整するのも難しく、録音でもお聴き苦しいところはあるかと思いますが、初めてにしてはまずまずの出来だったかなと。
今回セットに含めた曲はBPMは90から140まで、速度になかなかの開きがありますが、「徐々にアゲてく」を掲げて組んでゆきました。今後の改善にも繋げるべく、1曲ずつ振り返りをさせていただきます。
00:00 intro
ゆったり始めたく、キーとBPMを1曲目の「港のギター弾き」に合わせて準備運動的にジャムる時間を設ける。またここで挨拶。打ち込みと既存サンプルの組み合わせ。こんな感じでビートを組んで個人練やスタジオ練するのも良いかもしれない。また全く同じ発想で次回以降のライブのイントロやインタールードに活かせそう。
00:53 港のギター弾き
弾き語りで何度か演奏しているが、原曲の音の厚みを思い出してしまい個人的に弾き語りオンリーだと心許ない曲。MOVEの音響のおかげか大きい音で鳴らすと気持ち良い。昔作りかけてた曲で、2024年活動を本格化するにあたりプレステージ加藤の完成させたいという申し出で仕上げた。ドラマ「ストレンジャーシングス」や録音隊のアドバイスの影響でなかなかおもしろいアレンジになった。
05:40 inside human body
弾き語りライブではほぼ必ず演奏し、バンドのライブの機会があればそこでもやっている。ブラス、コーラス、最後のサビの繰り返し時に夢想花(©円広志)を挿れるなど仕上げる中でもアレンジ色々変わった。特に夢想花はレコーディング直前の練習で急にやりたくなり最後の最後で自分のわがままで取り入れさせてもらった。
この辺りまで、正直JPOPのDJイベントで盛り上がるような曲調でも無くBPMもゆっくりめ、多分に自己満足もあって演奏することを自覚しているが、特に前の方に来てくれている方々が揺れながら聴いてくれてとても嬉しかった。
09:35 spa wars
アナログレコードをリリースした時に、AKIO KUMAGAIさんに大変お世話になり各地でリリースイベントを行うことが出来た。多くの人を繋いでいただき、FantaRhymeさんにspa warsにラップを載せてもらったのとかもその時の縁がきっかけなので、生涯忘れることは出来ない。感謝すると共に、そういう縁をいただけるレベルの曲であり、例えこの先そう思っているのは自分たちだけになっても生涯に渡り自画自賛し続け演奏し続ける曲。やっぱりやってて一番楽しい。
リハビリテーションに改名する前はspa warsを超える曲が作れない、と自分で潰れてしまったが、超えても超えなくてもやり続けたいと思えるようになって良かった。
13:43 主旋律
こちらも弾き語りでかなりやっている曲。トーニャハーディングより更に昔、加藤がソロで作っていた曲を私が気に入った。spa warsでレコードを出したあと少しして「バード」epをリリース。その際のカップリング曲として「主旋律」を2人でリアレンジ。「Englishman in New York」のオマージュだけでなく更にクドくして加藤の歌の良さも引き立つ仕上がりになった。この曲を気に入ってくれてたまにDJで使ってくれる人もいるのが嬉しい。
17:39 熱い水
新曲、Amapiano好きな人にも伝わって欲しいなという願いがある。「曲にキック(バスドラム)が無い」ということが自分にとっては何年もずっと新鮮で素敵なことであり続けている。リハビリテーションとして全くの新曲が出来たことが嬉しいし、ゲストボーカルの子も最高。いつちゃんとリリース、告知しようか・・・(ライブ会場限定でCD-Rは販売中)。
デモを渡した何人かにメチャクチャ絶賛してもらえて嬉しい一方で、曲を構成するトラック数を無尽蔵に増やしてゆくと、その分ミックスとマスタリングも青天井に難しくなってゆく(またその知識・経験不足)という問題に直面し、やりたいことを詰め込み過ぎるクセが直らない。次の曲こそトラック数を少なくして完成させるぞ・・・と意気込む。
21:31 リメンバーミー feat. 花隈千冬
DJイオさんと山田ワープに向け作った曲。今でも2人のことを想うと辛い。環境の大きな変化など色々あるなかでかなりやり辛いなか作曲を再開した。SNSを本格的に再開していなかったので少し情報のキャッチが遅れたが、イオさんのトリビュート企画とのことなので是非参加したいと思った。また、かつてDTM(DAW)操作はほぼ加藤に任せていたが、この時はまだ彼に頼れる状況でもなく独りでも曲を完成させられるようDTMを学ぶべくCubaseを買い、曲を作り始めた。
Synthesizer V「花隈千冬」に惚れてメインボーカルをAI、他にも買ってコーラスもAI、アシッドベースの音源を買い、Future Bassのような分厚いシンセの出し方を学び、Electric Light Orchestraのような仕立てを目指し・・・と慣れないなかポップソングとして成り立つよう努力した。しかしおっさん2人がこれをライブでやるのはなかなか苦しい笑
25:03 まちあるきのうた
「気化熱」epに収録。まさに当時はspa warsを超える曲が作れないことや諸々に苦しんではいたものの、それなりに自分たちらしい曲を作ってはいたし、幸せ絶頂の加藤が「まちあるきのうた」のような曲を作れたのは大きかった。
このイベントに向け、「気化熱」epを間に合わせるべく急いでいたと記憶している。それにしても、
yes, mama ok? / 南波志帆 / 脇田もなり / ユメトコスメ / 澤部渡(スカート)/ トーニャハーディング / ヒトリカンケイ / 吉田哲人 / 臼山田洋オーケストラ / and more
って凄い。
29:59 peach sugar story / じゅもん(トーニャハーディングremix)
小林清美先生あってのトーニャハーディング、リハビリテーション。リハビリテーションを名乗るようになってみたものの、忘れ去られ、ほとんどの人にとってオワコン化した存在にも躊躇することなく声を掛けてくださる。かつて良いペースで音楽をやれていた時のことも良い思い出で感謝に溢れているが、いまチャンスをくれる人、一緒にやってみたいと思ってくれる人はどんなことを考えているのだろう、どんな人生を歩んできたのだろうと思う。
清美先生がプロデュースしてきている”peach sugar ~~”シリーズ、出会いは”peach sugar snow”の「じゅもん」だった。当時HPのウェブ直販で取り寄せ、DJで使わせてもらうなどしてきた。時が経ち、marble≠marble主催イベントで清美先生との共演、そこから縁が続いて「じゅもん」をリミックスさせてもらえることになるとは・・・今ならもう少しキレのある2stepにすることも出来るが、当時これはこれで中々面白い仕上がりになったと思えたし、何よりボーカルの瑠璃さんにもとても喜んでもらえてしばしばリミックスVer.の方をライブで使ってもらえたりしていたことが本当に嬉しい。
思い切ってライブセットにこの曲を取り入れてみたことの気付きとしては、アコギの刻みがあると更に曲が華やかになるし、瑠璃さんのボーカルと加藤のボーカルを共存させるのもそこまでおかしいことではないので、似たようなセットができそうな時には再演もアリだなということ。
34:06 joy time peoole(さよならは笑顔でRemix by fu_mou)
本当にこのRemix、そしてfu_mouさんにはお世話になってきた。このRemixをトーニャハーディングの2人が作っていると思って作曲依頼が来たこともあるくらい。その際はちゃんとこれはfu_mouさんが作っていて僕らはこういうの作れませんよと正直に言った。この曲にはギターや鍵盤は蛇足で完全にカラオケで良い。今後ライブセットで入れたとしたら楽器を投げ捨てハンドマイクにして暴れ回りたい。
振り返り以上
AKIO KUMAGAI “SWEET SEA LOVE” リリースツアーはまだまだ続きますので、更なる盛り上がりに向けてSNSや現場で沸いてゆきましょう!
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