2025年3月20日(木・祝)春分の日、音の再生の日
K&Mミュージック中野店
開場13:00 開演13:30
【新情報】
3/20
K&M桜音歌ライブ
K&Mミュージック中野店
13時開場
13時30分開演
出演
LILY&YU
小林清美
リハビリテーション
たまぴー
森口しゅな
前売り3000円+1drink
会場↓ https://t.co/xmO5VyYidd
配信↓https://t.co/mb8nR6lqBv pic.twitter.com/KFpeLBe6Q0— 小林清美・K&Mミュージック代表 (@kmmusic2) February 16, 2025
- 1. 静寂から立ち上がる、40代の嘶き
- 2. 1月の滋賀と中野 – オケと生演奏の化学反応が証明したもの
- 3. 今回の特別な実験 – 解き放たれる中年ボーカリスト
- 4. 「NEO AOR」 – 中年だからこそ追求できる音楽哲学
- 5. 「リハビリテーション」 – 名前に込められた再生の物語
- 6. 中年の身体から放たれる「inside human body」と「港のギター弾き」
- 7. 華やかな女性アーティストたちと織りなす世代を超えた対話
- 8. 中年の反逆と試行 ? オケと生演奏のハイブリッド
- 9. 出演者 – 異なる世代と感性の交差点
- 10. チケット予約 – 中年の嘶きをお聴きになりませんか
- 11. 配信情報 – 遠方でも心は近く
- 12. これからの予定をお追いかけください
静寂から立ち上がる、40代の嘶き
「静寂を抜けた先に、音の欠片がこぼれ落ちる。それは記憶の中に響き、やがて光となる。」
これは単なる詩的表現ではありません。私たちの人生そのものです。時間という名の荒波に飲み込まれ、家庭や仕事、日々の疲労に押しつぶされそうになりながらも、心の奥底で鳴り続けていた小さな鐘の音。それが今、再び大きく鳴り響き始めました。
中年の危機とは、終わりではなく、新たな始まりの合図なのです。
1月の滋賀と中野 – オケと生演奏の化学反応が証明したもの
2025年1月12日、滋賀MOVEでのAKIO KUMAGAIリリースイベント。そして1月18日、今回と同じ場所K&Mミュージックでの小林清美先生主催ライブ。
この二つの経験は私たちに自信を与えてくれました。「静かに座って聴く音楽」という美学も確かに素晴らしいものです。しかし、中年男性の熱量がオケのビートと融合するとき、不思議と会場の空気が変化します。
時に人々は立ち上がり、体が勝手に揺れ始めます。手拍子が生まれ、微笑みが交換される。あの瞬間、音楽は「鑑賞するもの」から「共に生きるもの」へと変貌を遂げます。そう、それはまるで幼き頃に踊った日のように。ただし今は、経験と哲学が加わり、より深く、より味わい深い時間としてあなたにお届けいたします。
今回の特別な実験 – 解き放たれる中年ボーカリスト
「遅すぎることなどない」 – これはピカソの言葉ですが、私たちの魂の言葉でもあります。
今回のライブでは、一部の曲でプレステージ加藤がピアノの呪縛から解放され、ハンドマイクを手に客席へと飛び込みます。これまで彼を見守ってくださった方々はご存知かもしれません。黒いピアノの影に隠れていた彼の情熱が、いかに熱く燃え上がるものなのかを。
立ち上がり、空間そのものと対話する解放された魂。これは単なる場所の移動ではなく、音楽という宇宙における自己の再発見です。年輪を重ねた木が深い根を張るように、経験を積んだ中年だからこそ可能になる、音と存在の新たな関係性の探求。固定された枠を超えて、観客の心と直に繋がろうとする、音楽への純粋で根源的な愛の表現なのです。
そしてオリジナル曲を中心としつつも、特別なカバー曲も披露予定です。これまで積み重ねてきた人生の重みが、どのように他者の楽曲を新たな命で満たすのか。それはきっと、若い頃には表現できなかった豊かさを持つことでしょう。
また、特徴的なハモりもお楽しみください。二つの声が交じり合い、単体では表現できない複雑な感情の襞を描き出す – それこそが私たちの音楽の核心部分です。
「NEO AOR」 – 中年だからこそ追求できる音楽哲学
「NEO SOULではない、ネオ・アダルト・オリエンテッド・ロック」
この一見難解なフレーズの中に、実は私たちの本質があります。青春のポップミュージックでも、若々しいロックンロールでもない。また、流行のNEO SOULでもない。この視点から紡ぎ出される、経験と洞察に満ちた音の物語。そこには若さだけでは到達できない滋味があります。
プレステージ加藤とトーニャハーディングというふたりの中年男性が追求するのは、JPOP、シティポップ、AORの交差点に生まれる特別な響き。「日本にはDEENとリハビリテーションしかいない」この謎めいたジャンルの探求者として、私たちは静かに、しかし確かな足取りで前進しています。
「リハビリテーション」 – 名前に込められた再生の物語
かつて私たちは、トーニャハーディングという名で音楽を奏で、共にステージに立っていました。しかし、時間は流れ、家庭環境の変化や人生の様々な波が押し寄せ、気がつけばその名の下での活動は過去の出来事となっておりました。
振り返れば、いつも通り過ぎていく時間の中で、音楽から一度離れた私たちは、かつてのリズムを失い、音のない静寂に包まれていたのです。そんな静かな時間が続く中、2023年、トーニャハーディングの作曲再開をきっかけに、私たちは再び言葉を交わし始めました。
何気ない語り合いの中で、小さな火種が心の中に灯り、それが少しずつ大きくなっていくのを感じました。そうして、再び私たちは立ち上がり、新たな名前での再出発を決意したのです。「リハビリテーション」──それは、私たち自身の再生であり、社会全体が再び蘇ることを祈る名前です。
中年の身体から放たれる「inside human body」と「港のギター弾き」
YouTubeで公開している「inside human body」。この曲に込められているのは、中年の内なる葛藤です。歌詞の中で語られるのは、現実の不安と絶望、そしてそれでも何かを見つけ出そうとする姿。「お金がない、仕事がない、何もない」──その問いかけは、自分自身の存在の意味を探し求める私たちの心そのものなのです。
また、「港のギター弾き」では、もっと静かな絶望が描かれています。港町のギター弾きが、夜が明ける前の静寂の中、冷たいウイスキーを流し込みながら感じる孤独。音楽を通して何かを掴もうとしても、すり抜けていくもの。それでも、またギターを手に取り、弦を鳴らす。その繰り返しこそが、音楽を生きるということなのかもしれません。
華やかな女性アーティストたちと織りなす世代を超えた対話
3月20日のステージ。そこには華やかな女性シンガーやアイドルたちが集います。その輝きの中に、実直な中年男性ユニットが紛れ込む – この一見ミスマッチな取り合わせこそが、新しい化学反応を生み出すのです。
若さと経験、輝きと深み、華やかさと渋さ。相反するものが交わるとき、そこに生まれるのは単なる音楽ではなく、世代を超えた対話です。私たちはその対話の一部となることを、心から楽しみにしております。
中年の反逆と試行 ? オケと生演奏のハイブリッド
これまでの我々の完全な弾き語りスタイルでは、どうしても聴衆の皆様は座り込んでしまわれます。安心と安定を求めて。しかし私たちの音楽は、そんな安全地帯に留まることを拒むのです。
ビートと電子音の力を借り、そこに生身の演奏と声を重ねることで、私たちは会場を揺らし、体を動かし、心を開く空間を創り出したいと考えております。それは決して「若さ」を模倣するものではなく、むしろ中年だからこそ可能になる実験なのです。
歳を重ねても挑戦を続ける姿。その背中を若い世代に見せることもまた、私たちの使命なのかもしれません。
出演者 – 異なる世代と感性の交差点
– LILY&YU
– 小林清美
– リハビリテーション
– たまぴー
– 森口しゅな
今回の共演者は、私たちが心から敬意を抱く素晴らしい方々ばかりです。
LILY&YUの前田侑里さんは、パクチーが苦手なのに「パクチーグリーン担当」という矛盾に満ちた魅力と、誰にも負けない銭湯愛を持つ、ステージ上での輝きが本物のアーティスト。
K&Mミュージック代表、小林清美先生は私たちのメンター。数々のアニメ楽曲を生み出してきた作詞作曲家・プロデューサーとして、長年の音楽活動で培われた深い洞察で私たちに温かい指導を与えてくださる方です。
たまぴーさんは、歌のお姉さんとして子供たちの心を掴み、楽曲制作からボイストレーナーまでこなすマルチアーティスト。毎週火曜の「たまサイ」から届く優しい声が、今回どう会場を彩るか楽しみです。
森口しゅなさんは、作詞作曲アイドルからミュージカル、声楽まで多彩な才能を持ち、47都道府県ライブ制覇を目指す姿に大いに刺激を受けています。その情熱は私たち中年にとって最高の活力源です。
このような素晴らしいアーティストの皆様と共演できることを、心から光栄に思っています。
チケット予約 – 中年の嘶きをお聴きになりませんか
前売り:3,000円+1ドリンク
[予約ページ]
※K&Mミュージック中野店の最寄り駅は西武新宿線「鷺宮駅」でございます。
[アクセス情報]
配信情報 – 遠方でも心は近く
リアルな熱気を会場で感じられない方も、配信でその瞬間を共有していただけます。
[配信ページ]
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これからの予定をお追いかけください
リハビリテーションとDJトーニャハーディングのスケジュールはこちらでご確認いただけます:
私たちが『リハビリテーション』という名前を選んだ背景には、ただ音楽活動を再開するという意味だけではなく、社会全体が今、癒しと再生を必要としているのではないかという思いがあります。コロナ禍や情報化社会の影響で多くの人々が傷つき、何かを失いました。私たちもその中にいる一人です。
3月20日、春分の日。昼と夜の長さが等しくなるこの特別な日に、私たちの音楽が、あなたの心に何かを残せますように。会場で、あるいは配信の向こう側での出会いを心から楽しみにしております。
「音と心の再生がここから始まる」 – そう、すべては今、始まったばかりなのですから。
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