高城未来研究所「Future Report」

  • 2011.11.22
  • DJ
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津田大介さんが激推ししている
高城剛さんのメルマガ「高城未来研究所」
が面白い。
https://www.takashiro.com/future/
津田さんの「メディアの現場」と共に
超オススメ。
メディアの現場は分量が凄くて
苦情が来るとか(笑)、確かに凄い。
書く方も超大変だが、読む方もちょっと
溜めるとヤバいのは事実。速読とか
極めてないと読破にかなり時間がかかる。
それでも読む価値があると思うし、
東浩紀さんも嫉妬(?)するように
津田さんは”旬”の男であり、これからも
その存在が重要視される人だと思う。
メルマガだけじゃなくトークイベント
などでのぶっちゃけトークなどを
目撃できた瞬間はほっこりするし、
色んなメディア向けに削ぎ落したであろう
本来の”個性”のようなものが垣間見えるので
嬉しい。
そんな津田さんなので、強くプッシュする
高城さんの有料メルマガも購読してみる
ことにした。
マスコミに超悪影響を受けていて、
高城さんにはあまり良い印象を持っておらず、
当初それが購読を躊躇する原因となっていた。
ああテレビに毒されるってこういうことか、
思ったより怖いなと。あんな茶番中の茶番
でしかない沢尻エリカの騒動やそれに
便乗するような高城disに、自分は少なからず
影響を受けていたってことだ。
メルマガを読んでみると素晴らしいし、
ああこれは今の?テレビには合わない、
使いづらい人かもな、と何となくわかる。
内容はハイパーノマド的なものから
独自の健康法まで幅広いながら、ボケっと
過ごしているだけじゃ入ってこないような
情報が沢山勉強できるという点で
一貫していて、不精な俺にピッタリ。
現時点での最新号、Q&Aで面白い
部分があった。
Dj Barを15年ほど経営している方からの
質問。
よく話題になっている
「最近の若者は酒を飲まない、
夜遊びをしない。そして消費をしない。」
この経営者も実感しており、経営方針の
転換も考えているという。
世界の若者の実情と日本のクラブシーンや
Barはこれからどのようになって行くのか、
そして今後どのように向かっていくべきか、
という質問。
これに対するアンサーは下記の通り。
日本の問題は、年長者の既得権益と
その縦型社会だと思うが、日本のクラブも
同様に、年長者を中心とした縦型社会だと
感じている。
本来、クラブシーンは、年齢も職業も
地位も関係ないフラットな場であることが
醍醐味だったが、いまの日本のクラブシーンは、
フラットな場に先輩後輩のような謎の
縦型社会が生まれ、面白味がなくなった。
互いに人間として敬意を払う事は、
年齢に関係なく大切だと思うが、
そうではない薄いつながりの
「友達」や「仲間」意識がクラブシーンを
排他的にしてしまったのだと思う。
そうすると、若い世代は居心地が悪く、
シーンに入ってこなくなると思う。
これは、自分自身も含めた上の世代の
反省点なんだと思う。
そしてこれはクラブに限らず、
あらゆる日本の問題そのもの。
そこで、常々提案しているのは、
このような「場」や「社会」からの
脱却としての「旅」。
日本の若い世代は特にだと思うが、
「場」や「社会」の上に立脚している
あらゆる世代の人たちも、問題を冷静に
見るためにも、一度離れてみる、
フラットに物事を見る事が良いと思う。
だから、フェスとは違ったいままでにはない
移動型のバーやクラブ、イベントが増えると、
日本はもっと活気づくかと。
DJと一緒にツアーに行くようなことかも
しれない。そこは排他的であってはいけないし、
そこについて来た若者のなかから、
次の文化の担い手が生まれるんだと思う。
以上。
(以上は概要であり、もっと丁寧な
 言葉で慎重に語られている)
ちょっと自分の考えていることと
かぶる部分があって震え、嬉しかった。
クラブやBarにはびこる”内輪臭”や
ローカルルールというのは無くならないし、
全ての場面でそれが悪いばかりではない。
でも世の中が信頼ベースより不安ベースで
主に動くようになると、内向き内向きに
なって新しい何かが生まれにくくなる。
新参や異質な者を受け入れる余裕も無い。
それは世のイベントや音そのものにも
現れていると思う。
「結局は既存の何かの組み合わせでしかない」
というような開き直った態度にも。
だからつまらなくなる。
結果が何かの組み合わせであることと、
最初からメタ的にそう組み合わせることは
全く違うと俺は考えている。
俺自身失敗することに過剰に恐れを
抱いている気もするし、何かを始めるなら
できるだけ小さいリスクで済むように、
と考えてしまいがち。
ローリスクハイリターンが望ましいし、
なるべくそのように設計すべきだけど、
世の中そんなに甘くない。そこは
充分考え実践していきたい。
これから津田さんのメルマガ、現場同様、
高城さんにも大きく学べそうでそれが
楽しみだ。
 それでは・・・
 Beat your cajon!
 
  ※「Beat your cajon(カホン)!」とは・・・


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