高城剛と未来を創る10人

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高城剛と未来を創る10人 対話から見えた、その先の世界 (アスキー新書)
高城剛と未来を創る10人 対話から見えた、その先の世界 (アスキー新書)
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メルマガ「高城未来研究所」がツボなこともあり
本書を手にとってみた。
サクっと読めるボリュームと構成。
でも全然薄くない。
慶應経済の金子先生、中田ヤスタカ、吉田豪との
対談など人選がバラエティに富んで面白い。
(ここに挙げた以外の方もどれも面白い)
マッチングは高城さんの判断では無いそう。
プロインタビュアー吉田豪にインタビュー、
はお互いどこまで自分を出し合って
どこから焦点をぼやけさせるか、みたいな
ところが面白かった。「人が好きかどうか」
みたいな白々しい流れ含めて。
コンドーム啓蒙のところから発展させて、
ギリシャ人は性豪(ここは個人的にもっと
詳しく知りたい分野)であるところに
触れたりと、対談本編後に必ず付けている
編集後記のようなコラムのようなノリの
部分を見て、この人の話の広げ方って
好きだなーと思った。
対談中はノリを重視しているところもあり、
でもその前後には「適当」と言いながらも
きちんと調べものをして臨んでいる。
人に会うなりマッチングなりの仕事を
しているプロからしたらそういった
事前や事後の調査は当然なのかもしれないが、
それを単なる準備や報告レベルではなく、
興味喚起させるところに持っていくのが
上手いということが重要だなと思う。
メディアに関わって名を馳せる人は
圧倒的にここが違う。資質でもあるだろうし、
努力・行動量もモノを言う部分。
“レコードの音質が大事だ、場数が重要だ、
とおっしゃる方もいるかもしれませんが、
それこそ、そのようなことは成功体験の一種で、
誇らしげに話すことで、自分が日々変わる時代に
置いて行かれるのを吐露するようなものです。
だから、プロらしい”プロのクリエイター”
という仕事はドンドンなくなっていく、
もしくは、ドンドンつまらなくなって行く、
と考えていいと思います。
これは残念なことと思う方もいらっしゃると
思いますが、プロっぽければプロっぽいほど、
嘘くさく思えてしまう現実なのも間違いありません。”
この前後にも重要なことが書かれていて、
“全員が一度アマチュアに戻る”であったり、
金か趣味かという普遍の問題であったり
言い得ていてかなり考えさせられる。
この手の問題意識は誰もが構えながらも、
このように本質をわかりやすく人に
伝えられる人はそんなに多くない。
偏って当然だし、意地やプライドが絡みつく。
世界の色んな場面に出会うことによって
距離や関係性のプレゼンスを知識として
得るだけでなく、連続して体感する。
体現する。それを深化させ続けている人。
高城さんのあれこれをネガティブに指摘する
人もいるようだし、やはりこの人はある
業界や職種の人らにとってはかなりの
“敵”であることには間違いない。
そういう言動なり仕事をしている面もある。
善悪というフィルターで見るよりは、
この人の行動量や強度に純粋に憧れる。
俺が面白いと思えるものの先々に
アンテナを立てている。
これからも著書やメルマガなどで学びつつ
自由に生きるには、周りを引き込むような
自由さとは、を考え体現していきたい。
高城剛と未来を創る10人 対話から見えた、その先の世界 (アスキー新書)
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 それでは・・・
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