ずっとMIXに入れてきているので
俺のDJに関心がある人は知っているだろうし、
そもそもディスコダブ好きの間は超有名であろう、
Mungolian Jetset。
■Milano Model (a thrilling mungophony in two parts) / Ost & Kjex
Ost & KjexとMungolian Jetsetの
恐ろし過ぎる邂逅・・・
速攻でレコード2枚買った気がする。
生きてるうちにこんな曲作れたらな。
ハウスミュージックの中でも最高レベルだと
思っていて、これを単にハウスとして良いのか、
普通にフロアでウケるのかとかいうのとは
もう別次元で好きな曲。
Ost & Kjexの色んな曲も凄く面白いんだけど、
Mungolian Jetsetは音の緻密さ、深さ、
どうやったらこの境地にイケるんだろう・・・
と嘆いてしまうぐらいの存在。
でもこの曲はアナライズなんてする前に、
単純に凄さだけでなくコケティッシュな
要素を楽しめる曲でもあるところが素晴らしい。
そして以前から言っている俺にとってのツボ
「ティム・バートン的世界観」を与えてくれる
というか、そんな絵を浮かばせてくれる。
(そういえば自分が作ってる曲は全然そっち方面
じゃないから考えないと・・・)
クラシックやプログレはストーリーや
シナリオがあったりして、色々展開があり
ダイナミズムがあったうえでの長尺が
何とか成り立つような気がする。
Mungolian Jetsetにもそういった側面を
感じるし、いわゆるテクノとかハウスの持つ
反復による快感の追求だけでなく、
微妙で繊細なダイナミズムを織り込んで
聴く者をハメて、時が経つのを忘れさせる
天才だと思う。
いつの間にか長尺の曲が終わってしまっていて
また聴きたくなる。
いつだったか、凄い凄いと言われているDJが
この曲の真ん中ぐらい?で次の曲に繋いでしまい、
この人とは分かり合えないなと思った。
少なくとも”パーツ”として使う曲ではないし、
それでも使うなら展開とかキーとか相性とか
熟考して使うべき曲であるのは間違いない。
まー自由なんだけどさ。
何枚か出ているアルバムをそれぞれ通して
聴いてみるとこれまた凄い。
中にはシリアスな曲や単純にノるのは
難しいような曲もあって、フロアのことも
意識して作られはしたんだろうけど
実際何処で使うんだよというような
ひたすらディープなのもあったりする。
音楽を知り過ぎていて、敢えてターゲットを
わかりやすい音を欲する層に向ける人や、
難解な方向へひた走る人、色々いるけど
何かこの人たちは丁度良いんだよな。
研究者チックでもありポップでもある。
片割れのDJ Strangefruitが何度か日本に
来ているのを全て逃しているという、
MOTTAINAさ。今度は出張が入りそうだろうが
なんだろうが万難を排して行こう・・・
iTunesだとアルバム単位(¥1,650)でしか
買えないけど、Amazonなら単一曲で買える。
iTunesのそういうとこ謎過ぎる・・・
ダンスミュージック系に強い海外のデータ売りの
サイトなら普通にありそう。
それでは・・・
Beat your cajon!
※「Beat your cajon(カホン)!」とは・・・
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