トッポジージョ界の天使、渡邉理佐様の写真集「無口」Amazon限定版が数日遅れで届きました。だいぶ早くから予約をしていたというのに。
結論から言うと、この写真集は、理佐様の等身は、本当に素晴らしい。
欅坂に関してはずっと口を閉ざしてきたし、どんどん私なんかが何かを言って良いような空気じゃなくなってきてる気がするけど、この写真集がそういった忖度的なところから遠く離れた場所へ連れて行ってくれました。
3月の期末進行から心身の状態があまり良くなく、
このブログで書いたように、キミスイ(君の膵臓をたべたい)本編と、ミスチルのhimawariの合わせ技であの世界に閉じ込められ、まだちょっと帰ってこれていない状況です。
本編だけなら良かったのに、あの映画に書き下ろしたという桜井和寿のリリックの天才ぶりが私にとっては災いとなり、仕事の期末進行で傷ついた心身に塩とアブラを塗り込む結果となりました。
“「ありがとう」も「さよなら」も僕らにはもういらない
「全部嘘だよ」そう言って笑う君をまだ期待してるから”
膵臓ちゃんの余命がわずかであるという設定が、実はウソで、キミ(あなた)と一緒にいるための口実だった、ということを期待している僕。
多くのメンバーが卒業してゆくアイドルグループで、握手会などでアイドルに卒業時期を聞く不届きで無粋な輩も人間的にアウツですが、「まだ卒業しません」という言葉に安心したのも束の間、その数ヶ月後には卒業発表しているなんてこともザラで、そういったこととhimawari・キミスイは表裏一体なのです。
推しも時間も待ってくれません。行かなくて良い現場なんて無い。
“思い出の角砂糖を
涙が溶かしちゃわぬように
僕の命と共に尽きるように
ちょっとずつ舐めて生きるから”
2コーラスの歌い出しから天才過ぎる桜井和寿。平成最高峰の詩人として語り継がれて欲しい。
ガンダム00の映画版に書き下ろしたUVERの大名曲クオリアを聴いて監督は涙したと言いますが、それと、松ちゃんのチキンライスの歌詞を見て泣いた槇原敬之、himawariでも誰か関係者に号泣してて欲しいです。
推しメンが卒業して2年も経っているのに未だ卒コンの映像を観ることが出来ない人間、推しメンがテレ東AM7:30「朝の!さんぽ道」月~金まで出演、それを毎朝号泣しながら観て、彼女が通った職場近くの橋で泣きながらサンドウィッチを食べる人間、様々です。
“何故だろう 怖いもの見たさで
愛に彷徨う僕もいる
君のいない世界って
どんな色をしていたろう?
違う誰かの肌触り
格好つけたり はにかんだり
そんな僕が果たしているんだろうか?”
推しメンが居なくなったあとのグループも相変わらず素敵です。そのポストに違う誰かが入り、ファンは握手会で違う誰かのレーンに並ぶ。
冗談はさておき、
“そんな僕が果たしているんだろうか?”
「いる」、なぜここが平仮名なのだろうと考えました。普通に受け取れば「居る」の意味で通りそうですが、ここを「要る」なのではないかと疑ったときに、全ての思考が停止して泣き叫びたくなります。
世界にとってとっくに己は不要な存在であり、かと言って死を選ぶことも出来ずに惰性で生きている。でもそんな人間が宗教ほどのコミットを求められずに安心してコンテンツを享受できるセーフティーネット、それをアイドルと呼んでも良いのではないかと思うのです。
そんなセーフティー感を、勝手にこの写真集に見出してしまいました・・・
アメリカに憧れがあったという渡邉理佐様ですが、むしろ良い意味でアメリカアメリカしていないロケーション選定が絶妙です。
全体を通してあまりアクのない背景で、ベテランモデルのような落ち着きもフレッシュさも持ち合わせる理佐様が素晴らしい。坂道グループを通して写真集でここぞという時に期待されるセクシーショットも、セクシーというよりはヘルシーさが嬉しいんです。
先ほどベテランモデルの落ち着きと書きましたが、それこそSHIHOや梨花、伊藤裕子さんの全盛期の輝きのような・・・それもそこから程よくアクを抜いた感じの。
序盤に出てくる水着の上のオーバーオール、あの格好が好き過ぎて何度も何度も読み返しています。保存用にもう1冊買おうかな。本棚の、浜辺美波さんの写真集の横に「無口」を立てました。
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