トーニャハーディングの過去曲のいくつかをマスタリングしてみました。
元の音源持っている方は聴き比べていただけたら、「曲のレベルはまあまあなんだけどトーニャハーディングの曲は音が小さかったりパワーが無いな。平成飛び越えて昭和の制作環境なのかな・・・」が改善しているのではないでしょうか!
1. 主旋律
バンド演奏でも弾き語りでも定番にしている主旋律。良いキックが見つからなかったというのもあるけど、自分たちがイメージしている仕上がりよりはだいぶ丸っこくて地味な仕上がりになっていたのが、今回のマスタリングでパワーを手に入れた気がします。この曲を、現)CHEAP CREAM 元)エレクトリックリボン のericaさんが「歌ってみた」してくれたのは凄く嬉しかったです。
2. バード
ericaさんのファンの方や近しい方々にこの曲を凄く褒めていただき、リリースから4年経った直近でも熱く熱く語っていただくことがあったりして、いつぶりかわからないぐらいに心の底から「嬉しい」という感情が湧いてきて、今回過去の曲を自分でマスタリングしてみたいと思いました。ericaさんと一緒に作品に出来たことも、そうやってお声掛けいただけることも本当に感謝しています。再現はほぼ不可能だけど生演奏でもやりたくなってきた。
3. おばけのピアノ(スカートのカバー)
スカートの澤部くんに許可をいただいて音源をアップさせていただいたこの曲。本当は他の人が歌うためのトラックだったものを、結構良いオケが出来たつもりでお蔵入りは悔し過ぎるので急遽自分達で歌入れして笑アップさせてもらいました。やっぱり元の音源はパワーがなくて、バキバキな仕上がりは曲に似つかわしくないまでも盛り上がったときにこれくらい圧があった方が良いように思います。
ブログを書いている2019/9/8現在では情報解禁前のとあるオファーをいただき、その成果物にはどうしてもパワーが必要だったので(語彙)、禁断の果実に手を出しました。(最終的には先方ご判断で質感が変わるかもしれないけど、提出の時点で自分達がこれだ!と思えるものに少しでも近づける必要があった)
作曲、ミックス(曲を構成する歌や色んなパートのバランスを調整する)以上にわからないのがマスタリング。これまで他人任せにしたり、適当に音が大きくなったら良いなぐらいの気持ちでやったりしてきました。EQで適当に低音の方上げたり、適当にコンプで全体を圧縮して持ち上げようとしても、コレジャナイ感が凄いんですよ・・・
メジャー曲とか、トラックメイカーの曲とか聴くと、その曲の良さに凹むこともあるけどより凹むのは全体の質感だったり音圧の違いだったりするんですよね。
でも逆に凄くて嬉しかったのは、spa warsとかはプロ中のプロの人にマスタリングと一部ミックスをやっていただいたので、ソフトやプラグインでちょちょっとやるぐらいでは逆効果で全然その人の仕事の方が素晴らしい結果になるんですよね。spa warsの時はスタジオで本当に鳥肌が立つようなプロの仕事ぶりを拝見したのを思い出します。
今後も自分たちのペースで改善を続けて最終的な仕上がりにも気を払いながら良い音楽をお届けできればと思います。
※主旋律やバードはもしDJで使いたいって人がいたらゴニョゴニョしますよ。
コメントを書く