「VoCEの浜辺美波、優勝」というDMが送られてきました

「VoCEの浜辺美波、優勝」というDMが送られてきました

「買ってます」とそっけない返信をしてしまった。

別にマウンティングしたかったワケじゃなく。

千代田線沿いにある某将軍を祀る神社、ゆかりの坂一帯を信仰する民としては、雑誌を表紙でジャケ買いすることはごく日常なのでありますが、この宗教が力を強めれば強めるほど買わねばならぬ雑誌の量も増えるのです。

そうすると、他に手を出せる雑誌としては中条あやみが表紙、新垣結衣が表紙、今後期待されるメンツとして堀田真由が表紙、のものくらいになってくるわけです。

SNS的なものとしてはインスタとPinterestくらいしかやっていないものの、それでも過剰なくらい情報が流れてきます。ある日修行のようにPinterestでひたすら美しい風景、美しい人をPinしていると、VoCEの浜辺美波が流れてきたという。

hamabeminami

ビビっと来すぎた。来るやろ?そして買った。Amazonは最速で翌日入手、明日なんて待ってらんないよ。そもそも明日なんて来るかもわからない。マスクして書店に走った。ファンシーなトートバッグを抱えて。

「VoCEの浜辺美波」

これをキーワードにして誰かと語りたい、そんな気分になったのはいつぶりのことでしょう。

やはり、千代田線沿いにある某将軍を祀る神社、ゆかりの坂一帯を同じく信仰する民、美しい風景や美しい人を愛でる民としてシンクロニシティを起こし、表題のDMを私に送ってくれたことは必然だったと言えましょう。

先ほど雑誌を「ジャケ買い」していると書きましたが、そもそもこの言葉はアナログレコードの中身の楽曲を既に知っている、知らないけどジャケットのアートワークが最高だから、ダサいから敢えて、買う、それを「ジャケ買い」とヘッズたちのスラングとして根付いたように思います。

そこから、お菓子だろうが何だろうが「ジャケ買い」というワードの使用は拡大解釈と一般化が進んでいったのではないでしょうか。

ここで1つ提案です。美しい風景や美しい人を音盤のジャケットとすることは枯れた発想、枯れた技術のように思われているかもしれませんが、

「VoCEの浜辺美波」

がレコードのジャケだったら、中身が何であれ私はそのレコードを買います。星野源の曲でも買います。菅田将暉の曲でもちょっと悩んだあと買います。絶対に買います。もちろん星野源は許しません。ということは、そんな人間が他にも結構たくさんいると思うのです。大きく儲かるかはわからない、レコードはペイラインが厳しいですから。でも

「VoCEの浜辺美波」

を目指して欲しいと思います。それはレコード、音楽業界、出版社に限ったことじゃない。商品にジャケットを纏う全業界で。ちょっとレタッチがキツくても良い、

「VoCEの浜辺美波」

を目指して欲しいと思います。

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