略奪大国

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・日本が国債でヤバい
・日本の社会保障費用が異常
・日本はある意味ギリシャよりヤバい
・日本は一票の格差が異常
というのは何となく耳にした人は
多いと思うし俺もそのレベルだが、
本書のわかりやすい解説で理解できる。
そして押さえておくべきポイント。
数字の出典などには気を付けたいし
何から何まで正しい訳ではない。
極端で過激なロジックが散見されるのは
この手の人にとってはお家芸みたいなもの。
また、著者ジェームススキナー氏の提言が
正しいとして、何故そのようにならない、
なって来なかったのか、を考えることが
とても重要だし面白い。そしてシリアスな
問題である。
ここには書かないが、過激な主張の中に
かなり賛同できるものも多い。中でも
「日本は資本主義ではない」
これに尽きると思う。別に日本型の
日本特有の資本主義経済というものが
あっても全然良い、でも富の再分配については
根底のロジックやシステムがおかしいとしか
思えない。
稼いだ金が先天的弱者や不運な弱者にではなく
単なる努力不足の貧乏人やしたたかな人間に
回っていくのは何故なのか。
「岩をも貫く努力でない努力は報われない」
「選民だけが優雅に生活できる」
そんな社会になってしまっていて、ならば
下手に努力しないほうが良いしクールだ、
今安定している（ように見える）場所や
企業に居着くのが安全だ、という風潮は
蔓延していないだろうか。
これが機会均等と呼べるだろうか。
忘れやすさ、飽きやすさ、で回っている
経済・社会があるような気がする。
ではそれを少しでも変えるために
自分が貢献できることは何か。
ビジネスやエンターテイメントで
貢献できないだろうか。
本書と、ロスチャイルド家関係の本を
併せて読むのをオススメする。
あとは経済関係の古典も読まないとね。
自分も読み返しつつ、今後の人生を
設計したい。

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　それでは・・・
　Beat your cajon!
　
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