DJ論

  • 2012.10.11
  • DJ
NO IMAGE

DJ論
厳しい人が多いなーと思った。
あーこの人一緒に出させてもらってる
イベントでも周りのDJをこういう目で
見てるんだ、なんか怖いな、自分だけは
違うステージ・レベルにいると思ってんだ、
仕方なくこのイベント出てんのかな、
いや、結局五十歩百歩じゃないの?
など色々考えてしまう。
JPOPがどうのこうの、その場が盛り上がれば
良いってのはおかしい云々、言いたいことは
わかる気もするけど、潰れゆくクラブと
因果関係がありそうな気がする。
そういう人らの思う高尚な音楽や考え方ってのは
みんなをハッピーにしてるのか、そのものは
正しいとして、道具を正しく使えてるのか。
潰れそうなクラブを埋めてるのが
どんなイベントなのか、どんなお客さんなのか、
そこに目を向けるのも大事だ。
現状を批判するならみんなを教育しつつ
この潮流を変えてみなさいよと。
そもそも何でこうなってんのよと。
ダメ、ダメ、ダメの一点張りでなく。
それは現場でDJをたしなめたりネットで
大きい声出すことによって威厳を放つのではなく、
同じイベントに出るならその実力や深さの
違いを見せつけて共演者やお客さんを
教育すれば良いんじゃないかな。
お店やイベンターなら、これがクラブだ、
これがダンスミュージックだ、というもので
固めて成果を上げ続ければ良いんじゃ。
まあ音で引っ張る人と、言説で引っ張る人が
別でもごっちゃでも良いのか。でもなんか
能書きが多いよな。謎の威厳を持ちたがる。
クラブは減っている。
クラブ音楽・クラブ好きほど現場に行かない
なんてかなり滑稽で可哀想な思考だよ。
いるのかもしれないけど、素直に好きなら
金かけてでも遠方の地にでも行くし、
国内外のフェスやクラブに奔走してると思う。
自分の現場ってもんを必ず探すはずだ。
その点素直な行動派アイドルヲタに学びたい。
俺自身、何でもOKが蔓延したからこそ
存在を許されてるDJ・作曲家だというのは
自覚しているつもり。
でも、過去の栄光に囚われまくってるけど、
適当や偶然だけじゃUstreamで1200人
集めることは出来ないというのはあるだろう。
俺のことなんて認めなくても良いけど、
これだけは俺からは横並びに見えてる人らに言いたい。
偶然だけだと思ってるならそれこそめでたい。
最近は、生き・活かすために曲をパーツとして
使わせてもらうということにも前向きだし、
やはりパーツでなく生の「楽曲」というものの
魅力をなるべく端から端まで伝えたいという
昔の考え方との同居も出来てきている気がする。
それがJPOPであろうとHOUSE、TECHNOであろうと、
何であろうと深かろうが浅かろうが俺には
どうでも良いことだ。頭だけで音を聴いてる
わけじゃなく、そんなにカッコイイと
思えないけど何か腰にキちゃうみたいなのもあるし。
なんせDJってのは気まぐれやさんが多いから
不寛容を排したうえでどれだけ求心力を
持てるかみたいな度量も問われてる気がする。
その点、からぱたとか凄いな。勉強になる。
深さとか文脈ってのは、ネガティブな側面から
語ると気持ち悪いなって思ってしまう。
それこそ現場で、かくかくしかじかでこの流れは
ヤバい!とか感極まるとか、DJ同士語らうのは
全然アリだと思うけど。
場を離れても良い意味でなら。
まあ「dis」っていうのも文化なのか。
何か、ささくれ立つけどな。
楽しく行きたいぜ。
 それでは・・・
 Beat your cajon!
 ※「Beat your cajon(カホン)!」とは・・・

DJカテゴリの最新記事